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こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。
キングスカレッジロンドン(KCL)はどんな大学?
上記のような疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- キングスカレッジロンドンの詳細がわかる
- キングスカレッジロンドンはどんな人に向いているのかわかる
- キングスカレッジロンドンへ留学する方法がわかる
私はイギリスにあるリーズ大学院へ留学後、イギリス大学と大学院留学の情報をまとめた舞原ブログを運営しています。
以下は直近でまとめているイギリス大学一覧。
この経験からキングスカレッジロンドンについてわかりやすく解説するので参考にしてくださいね。
本記事作成にあたって
便宜上、”大学”と記載を統一しますが、”大学院”にも共通する内容です。
目次
キングスカレッジロンドン概要
- キングスカレッジロンドン(KCL)概要
- 設立年:1829年
- 所在地: Strand, London
- 大学種類:国立校
- ラッセルグループ校:YES
- 総生徒数:29,000人以上
- 留学生数:約11,890人(約41%)
- 教職員数:9,700人
- Student Union規模: 約300 societies
参考:
・About us
・Students’ Union and societies
- ラッセルグループとは
- イギリスの著名なTOP大学24校で構成される団体のこと
- 参考:ラッセルグループ24校の全て【留学すべき大学はこれ】
- Student Unionとは
- 学生自治会のことでSocietyと呼ばれる、日本の大学で言うサークルやクラブで構成される
KCLの留学生の割合は高いです。
他のイギリス大学では30%台かそれ以下の大学が多いですよ。
そのためKCLは、インターナショナルな大学と言えるでしょう。
KCLの概要を以下の点でもう少し解説しますね。
- 評価
- ロケーション
- KCL周辺の治安
評価
KCLは以下のような多くの評価を得ています。
- KCLの評価例
- 最も評価されている大学ランキング:世界39位
- SDGsに準拠している大学ランキング:世界11位
- 就職に強い大学ランキング:世界68位
- 研究力がある大学:世界7位(2014年時)
- 14名のノーベル賞受賞者を輩出
参考:
・World Reputation Rankings 2021
・Impact Rankings 2021
・QS Graduate Employability Rankings 2022
・Research Excellence Framework
・Nobel Laureates
②からKCLは環境問題に取り組む大学だとわかります。
例えばSDGs達成に向けた取り組みの一つに、施設の電気は全て風力発電でまかなっていますよ。
他にマンチェスター大学とかもSDGsの取り組みが評価されているね
参考:マンチェスター大学の全て【偏差値/レベル/学費など解説】
KCLは上記以外にも多くの評価を得ているため、実績ある大学と言えるでしょう。
ロケーション
KCLはロンドンに位置しています。
- KCLロケーション特徴
- ロンドンの主要空港であるLondon Heathrow空港まで地下鉄で1時間
- 最寄駅のTemple駅まで徒歩1分
- Londonの街、Piccadilly Circus駅まで地下鉄で20分
KCLはテムズ川沿いに位置している大学。
ロンドンの観光地からかなり近いに距離に位置しているのが特徴でしょう。
気軽にぷらっと観光ができますね。
また近場には、Covent Gardenというショッピングセンターもあります。
ロンドンはどこに行っても都会なので、KCL付近以外にも観光や買い物を十分に楽しめるでしょう。
KCLのすぐそばには有名校のLSEもあるよ
参考:LSE大学・大学院の全て【ランキングや偏差値、学費など】
KCL周辺の治安
KCL周辺は比較的治安が良いです。
最寄駅のTemple駅などのエリア(下記図赤丸参照)で自転車等の窃盗や若干の暴行事件が起こっていますが、気をつけて生活すれば問題ない治安レベルでしょう。
ロンドンは人口が多いから犯罪件数も多くなってしまうよね
またKCL学生が、住む場所に選ぶエリアのリストが公開されているので、滞在場所選定の参考になるかもです。
キングスカレッジロンドンの偏差値
イギリスの大学には偏差値という概念はありません。
そのため、調査機関が公開している大学ランキングを基に入学難易度を考察します。
- 入学難易度
- 超難関
- 難関
- やや難関
- 普通
結論から言うと、キングスカレッジロンドン(KCL)への入学難易度は“難関”でしょう。
KCLのランキング
- KCLのランキング
- 世界大学ランキング
- 40位 (QS World University Rankings 2024)
- 38位 (THE World University Rankings 2024)
- イギリス国内大学ランキング
- 29位 (The best UK universities 2023)
- 24位(University League Tables 2024)
- 世界大学ランキング
参考
・QS World University Rankings 2024
・THE World University Rankings 2024
・The best UK universities 2023
・University League Tables 2024
ランキングを見てもいまいちパッとしないかもしれません。
しかし世界には25,000校以上の大学がありますし、イギリス国内で見ても160校以上の大学が存在します。
ラッセルグループ内で世界大学ランキングを見るとTOP10に入ることから、ラッセルグループ上位の大学と言えるでしょう。
ラッセルグループ24校中、KCLは8位
しかしイギリス大学国内のランキングで見ると、順位は大きく下がります。
ラッセルグループ24校中、KCLは18位
世界では高く評価されているものの、イギリス国内では他のラッセルグループ大学の方が目立っていると言えそうですね。
そのためKCLの入学難易度は、超難関に近い難関と考えて遜色ないのではないでしょうか。
(UCLやインペリアルなどのロンドン大学は超難関です)
参考:
・UCLの全て【偏差値やランキングなど留学経験から】
・インペリアルカレッジロンドンの全て【難易度や学費など】
キングスカレッジロンドンの出願要件
キングスカレッジロンドン(KCL)の大学と大学院の出願要件をそれぞれ解説します。
大学(学士)
イギリス大学は入学前にファウンデーションコースの受講が必須です。
- ファウンデーションコースとは
- 教育制度の違いからイギリス大学進学前に受講が必要なプログラム
(解説は割愛しますが詳細は↓)
KCLのファウンデーションコースでは、以下の出願要件を満たす必要がありますよ。
- 出願要件
- 高校の成績:平均評定4以上(ファウンデーションコースの分野によって、その分野に関する科目の評定は4以上も合わせて必要)
- 英語力
- IELTS 6.0:Biology & Chemistry, Business Management, Social Science, Computer Science & Engineering, Economics, Mathematics, Global Politics, Liberal Arts, Physics
参考:Why choose King’s International Foundation?
KCLは英国大学連盟(NCUK)に加盟していませんが、KCL以外のイギリス大学も検討中なら以下のファウンデーションコースがおすすめです。
またKCLに限らず、イギリス大学へ進学するためには、ファウンデーションコースで規定の成績を修める必要がありますよ。
参考:ファウンデーションコースは落ちる?【この方法なら合格】
大学院(修士)
専攻するコース(学科)によって出願要件は多少変わります。
そのため、ビジネス系の学問を例に出願要件を解説しますね。
- 出願要件
- 大学のGPA:3.5以上
- 英語力:IELTS 7.0
正確な要件を知りたい方は、以下のページから専攻予定のコースで検索すると良いです。
GPAは平均3.5以上と他のイギリス大学院と比べて高め(GPA3.0以上が多い)ですが、GPAが足りなくても留学できる可能性はありますよ。
またIELTSスコアも、他イギリス大学と比べ高めです。
IELTS 6.5の出願要件が多め
しかし上記の英語スコアを持っていなくても、留学する方法はありますよ。
(説明は割愛しますが詳細は↓)
・【GPA低い?】GPAを2.7→3.4に変えてイギリス大学院留学
・イギリス大学院留学【IELTS足りない人はこの方法で】
キングスカレッジロンドンの学費
専攻する分野によって学費は変動するので、ここではビジネス系の学問の学費を基に解説します。
大まかな目安としてご参考ください。
- 2023年度KCLの学費(年間)
- 大学(学士):£29,760(約446万円)
- 大学院(修士):£33,240(約499万円)
(£1=150円で計算)
正確な学費を知りたい方は、以下のページから専攻予定のコースで検索すると良いです。
大学(学士)
イギリス大学の学士課程は3年制です。
そのためKCLの学費は、合計1,338万円かかるでしょう。
- KCL学士課程の学費
- 年間:£29,760(約446万円)
- 3年間:£89,280(約1,338万円)
ロンドンの大学かつ、TOPレベルの大学のため学費はかなり高めですね。
他の地域にあるラッセルグループの大学でも、学費は年間350万円前後です。
また学士課程の場合、入学前にファウンデーションコース受講が必須のため、この学費も含めると約1,538万円ほどかかるでしょう。
(ファウンデーションコース詳細↓)
大学院(修士)
イギリス大学の修士課程は1年制です。
そのためKCL大学院の学費は、上述の通り約499万円です。
他の地域にあるラッセルグループ大学院だと学費は400万円前後が多いので、学費水準は高いですね。
(学費以外にかかる費用は以下が参考になります)
参考:イギリス大学院費用は479万円【学費はこれでも安いです】
キングスカレッジロンドンの学部
キングスカレッジロンドン(KCL)で専攻できる学問を以下の2つに分けて解説します。
- KCLで学べる分野
- 学部一覧
- 強みを持つ学部
学部一覧
以下のような分野を大学で学べます。
Accounting & Finance | Business Management |
Chemistry | Classics |
Culture, Media & Creative Industries | Comparative Literature |
Computer Science | Digital Media & Culture |
Economics & Management | Engineering: Biomedical |
Engineering: Electronic | General Engineering |
English | English Language & Linguistics |
European Studies & Politics | Film Studies |
Geography | Global Health & Social Medicine |
History | International Development |
International Management | Law |
Liberal Arts | Mathematics |
Modern Languages | Music |
Politics, Philosophy & Law | Physics |
Social Sciences | Theology & Religious Studies |
War Studies & International Relations | Adult Nursing |
Anatomy, Development & Human Biology | Biochemistry |
Biomedical Sciences | Children’s Nursing |
Dentistry | Dental Therapy & Hygiene |
Global Health & Social Medicine | Medical Physiology |
Medicine | Mental Health Nursing |
Midwifery | Molecular Genetics |
Neurosciences & Psychology | Nutritional Sciences |
Pharmacology | Pharmacy |
Physiotherapy | Sport & Exercise Medical Sciences |
上記のような分野から多種多様なコース(学科)が展開されていますよ。
コースは大学で138コース、大学院で230コースが提供されているので、詳細は以下ページから見ると良いです。
強みを持つ学部
上記のような学部からKCLは以下の分野に強みを持っています。
- 強みを持つエリア
- イギリス国内(ランキング)
- Health Studies (1位)
- Food Science (3位)
- Social Policy (5位)
- Communication & Media Studies (5位)
- Linguistics (5位)
- Psychology (5位)
- Business & Management Studies (5位)
- Law (6位)
- German (6位)
- Classics (6位)
- Philosophy (6位)
- Sports Science (6位)
- General Engineering (6位)
- Theology & Religious Studies (6位)
- Accounting & Finance (7位)
- Anthropology (7位)
- Dentistry (7位)
- Medical Technology & Bioengineering (7位)
- Economics (8位)
- Politics (8位)
- Nursing (10位)
- Biological Sciences (10位)
- French (10位)
- Iberian Languages (10位)
- イギリス国内(ランキング)
経営学や経済学、会計学といった日本人に人気な多くの学問に強みを持っていますね。
しかし上記はあくまで一例です。
KCLは上記以外の学部でもバランス良く強いので、学びたい学問に関係なくおすすめできる大学でしょう。
キングスカレッジロンドンに留学してみて
キングスカレッジロンドン(KCL)留学生の@White20211222さんに「KCLに留学して良かった点」を語っていただきました。
- KCLに留学して良かった点
- 授業の質が高い
- 図書館のレベルが高い
- ロンドンという立地
- 理論だけでなく実践的な内容も学べる
授業の質が高い
授業内容はとても分かりやすく、授業内での生徒同士のディスカッションも豊富。教授は授業中や授業後の質問にも分かりやすく丁寧に答えてくれるので教育レベルは高いと思う。
KCLはラッセルグループでも上位に位置する大学なので、学生の優秀さや教育レベルは折り紙つきですね。
図書館のレベルが高い
徒歩15分〜20分圏内にキャンパスが複数ありますが、図書館が多くあり勉強に集中できる環境が整っている。また、基本的には24時間開館しているのでエッセイの締め切り前はとても助かっている。いくつか図書館がありますが私のお気に入りはMaughan Libraryです。
図書館は試験期間しか空いていない大学もあるので、常時24hオープンはとても助かりますね。
リーズ大学は試験期間のみ24hオープンだった
また、Maughan Libraryはこんな感じでおしゃれです。
ロンドンという立地
私はフットボールやミュージカルが好きなのでそれらを楽しむ機会が多いのが魅力。また、多くの博物館や美術館は無料なので気分転換に訪れることが多い。
ロンドンはどこに行っても栄えているので、買い物や外食、観光などもかなり充実できますよね。
理論だけでなく実践的な内容も学べる
英語教授法や第二言語習得についての理論的な授業と、実際に語学学校で様々な生徒たちに実際に授業を行いC E L T Aという英語教師としての資格を取得する実践的な授業がコースに含まれている。
実践的な経験を積めるのは専攻するコース(学科)によりますが、こういった座学で学んだことを活かせる機会がある大事ですよね。
キングスカレッジロンドン留学に向いている人
上述の大学の特徴など考慮すると、以下のような人がキングスカレッジロンドン(KCL)に向いているでしょう。
- KCLに向いている人
- 高い教育レベルで授業を受けたい人
- 就職に強い大学に留学したい人
- 留学生が多い大学に留学したい人
- ロンドンでも中心部に留学したい人
- 買い物や外食、観光や旅行なども充実させたい人
- ラッセルグループ上位の大学に留学したい人
上記に該当する項目が多ければ、KCLはあなたに最も適した大学だと思いますよ。
またロンドンの大学に留学したいけど学費が気になる人は、以下の大学もおすすめです。
ロンドンに留学したい人は以下の記事も参考になります。
キングスカレッジロンドンへ留学するには
KCL大学や大学院へ留学するには、留学エージェントであるbeoを利用すべきです。
- 数字で見るbeo(ビーイーオー)
- 設立年:2000年
- 留学支援数:13,000人以上のサポート実績
- 年間出願実績:4,000件以上(2019年)
- 提携海外大学数:約300校
- 合格率:9割以上(TOP大学含めて)
- イギリス大学/大学院は合格率99%
今までに1万人以上の支援実績がある他、イギリス大学や大学院の合格率が99%の合格実績を持っています。
私もbeoを利用しましたが、リーズ大学など3校のイギリス大学院から合格を得られました。
そのためKCLへの留学を検討している方は、beoに相談してみてくださいね。
またカウンセリング時に「舞原ブログを見た」で、beoが提供しているサポートや講座(登録制以外)の費用が3,000円引きになるので忘れずにお伝えください。
beo:カウンセリング申し込み
(beoの詳細は以下にも↓)
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
キングスカレッジロンドン(KCL)の全てがわかるよう解説しました。以下は要約です。
- KCL概要
- 設立年:1829年
- 所在地: Strand, London
- 大学種類:国立校
- ラッセルグループ校:YES
- 総生徒数:29,000人以上
- 留学生数:約11,890人(約41%)
- 教職員数:9,700人
- Student Union規模: 約300 societies
- KCLのランキング
- 世界大学ランキング
- 40位 (QS World University Rankings 2024)
- 38位 (THE World University Rankings 2024)
- イギリス国内大学ランキング
- 29位 (The best UK universities 2023)
- 24位(University League Tables 2024)
- 世界大学ランキング
- KCLに向いている人
- 高い教育レベルで授業を受けたい人
- 就職に強い大学に留学したい人
- ロンドンでも中心部に留学したい人
- 買い物や外食、観光や旅行なども充実させたい人
- ラッセルグループ上位の大学に留学したい人
KCLはレベルが高い大学ですが挑戦する価値はあると思うので、ぜひ出願してみてくださいね。
その際はbeoのサポートを受けるのが合格の1番の近道です。
beo:カウンセリング申し込み
また本記事作成にご協力いただいた、@White20211222さんのSNSはこちらから↓
- White@20211222さんを知る
- Twitter:@White20211222
イギリス大学紹介シリーズは他にも↓
それでは!