こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。
プレマスターって?
プレマスターは誰が受けるべき?
上記のような疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- イギリス大学院提供のプレマスター詳細がわかる
- プレマスターは誰に向いているのかわかる
- おすすめのプレマスターがわかる
私はイギリスにあるリーズ大学院へ留学前にプレマスター(NCUK)を受講しました。
(リーズ大学院について知る↓)
この経験から、プレマスターについてわかりやすく解説するのでイギリス大学院へ留学を検討している人はぜひ参考にしてください。
プレマスターとは

- プレマスターとは
- 大学院レベルの講義受講に必要なスキルを進学前に身につけられるプログラム
Pre-Master’sという名前でイギリス大学院がこのプログラムを提供しており、修士課程が始まる前に現地で受講が可能です。
しかし、全てのイギリス大学院でプレマスターを提供している訳ではありません。
そのため、志望大学院でプレマスターが受講できるか調べる必要があるでしょう。
- プレマスターを提供しているイギリス大学院例
- University of Sheffield
- University of Bath
- Durham University
- King’s College London
- University College London
- SOAS University London
- Oxford Brookes University
- etc.
また、プレマスターは専攻予定のコース(学科)の分野毎に提供されていますよ。
例えば、ラッセルグループであるシェフィールド大学院では以下2つのプレマスターを提供しています。
- シェフィールド大学院のプレマスター種類
- Business, Social Sciences and Humanities
- Science and Engineering
参考:Pre-Masters
同大学院を知る:シェフィールド大学の全て【ランキングや難易度など】
プレマスターの特徴

イギリス大学院が提供するプレマスターの特徴は以下4つです。
- プレマスターの特徴
- IETLSスコアが足りなくても留学可能
- GPAが足りなくても留学可能
- 規定の成績取得で進学保証
- 現地のキャンパスで受講
IETLSスコアが足りなくても留学可能
プレマスターを受講により、イギリス大学院出願に必要なIELTSスコアを持っていなくても留学が可能でしょう。
イギリス大学院へ出願するには基本的に以下のIELTSスコアが必要です。
- イギリス大学院に必要なIELTSスコア
- 難関大学院:6.5 or 7.0
- 一般的な大学院:6.0 or 6.5
しかし、プレマスターを受講することにより、プレマスターを受講した大学院へは上記IELTSスコアの提出が免除になりますよ。
この点は出願要件であるIELTSスコアの不足分を補えるプリセッショナルコースと同じです。
参考:プリセッショナルは受けるべきか【イギリス大学/大学院】
GPAが足りなくても留学可能
プレマスターを受講により、イギリス大学院出願に必要なGPAを持っていなくても留学が可能でしょう。
イギリス大学院へ出願するには基本的に以下のGPAが必要です。
- イギリス大学院に必要なGPA
- 難関大学院:3.0〜
- 一般的な大学院:〜3.0
しかし、プレマスターを受講することにより、プレマスターを受講した大学院へは上記GPAの成績提出が免除になりますよ。
とは言え、GPAはイギリス式に再計算すると0.5〜1.0上昇するため、プレマスターの受講が必要無い人も出てくるかもしれません。
参考:【GPA低い?】GPAを2.7→3.4に変えてイギリス大学院留学
規定の成績取得で進学保証
プレマスターで規定の出席率と成績を修めるとその大学院への進学が保証されます。
逆に言うと、IELTSやGPAの出願が免除になっても、プレマスターでの出席率や成績が悪いと不合格になるでしょう。
そのため、日々の授業出席と勉強が大事です。
成績は以下の方法で付けられますよ。
- プレマスターの評価方法例
- Coursework(コースワーク)
- Examination(筆記テスト)
- Presentation(プレゼン)
- Essay(エッセイ・レポート)
- Case Studies(ケーススタディー)
現地のキャンパスで受講
プレマスターは志望する大学院で受講します。
そのため、正式にその大学院へ入学する前から現地のキャンパスで受講が可能でしょう。
プレマスターのカリキュラム

UCLのプレマスターを例にカリキュラムを解説します。
- プレマスターのカリキュラム
- アカデミックイングリッシュ
- リサーチスキル
- 専攻予定の科目
・参考:Course information
・UCLを知る:UCLの全て【偏差値やランキングなど留学経験から】
アカデミックイングリッシュ
アカデミックイングリッシュでは、大学院レベルの講義に付いていけるよう以下のスキルが磨けます。
- アカデミックイングリッシュで磨けるスキル
- Reading
- Listening
- Speaking
- Writing
- Grammer
- Vocabulary
リサーチスキル
リサーチスキルでは、以下のスキルを大学院レベルにまで引き上げることができますよ。
- リサーチスキルの内容
- 批判的思考
- 分析力
- 論証・議論する力
専攻予定の科目
モジュールを一つ選んで実際の講義を受けます。
基本的には専攻予定のモジュールを選んで受講しますよ。
- モジュール例
- Architecture & Urban Design
- Business & Management
- Education
- Finance & Economics
- Humanities & Social Sciences
- etc.
プレマスターの出願要件

プレマスターの出願要件は志望するイギリス大学院によって変動します。
しかし、読者の多くはラッセルグループの大学院進学を目指していると思うので、ラッセルグループのリバプール大学院を参考に解説しますね。
- プレマスターの出願要件
- 大学の成績:GPA 2.3以上
- IELTS:Overall 4.5〜
参考:Pre-Master’s courses at the University of Liverpool International College
リバプール大学を知る:リバプール大学の全て【難易度やレベル、ランキングなど】
一般ルートで出願するとGPAは3.0以上が必要ですが、プレマスターの受講で2.3のGPAで大学院進学が実現できるでしょう。
また、IELTSに関しても一般ルートだと6.5のスコアが必要ですが、プレマスターの受講でIELTS 4.5から大学院留学が可能です。
しかし、イギリス大学院には、できるだけ高いIELTSスコアで出願するのが望ましいでしょう。
なぜなら、IELTSスコアが低ければ低いほど、プレマスターの受講期間が長くなる他、受講費用も高くなるため。
順を追って解説します。
プレマスターの受講期間

プレマスターの受講期間は保有するIELTSスコアによって変動します。
- プレマスターの受講期間(長期休暇含む)
- IELTS 6.0:6ヶ月間
- IELTS 5.5:9ヶ月間
- IELTS 5.0:10ヶ月間〜12ヶ月間
- IELTS 4.5:12ヶ月間〜14ヶ月間
参考:Preparing you for a University of Sheffield postgraduate degree
IELTS 5.5を持っていたとしても半年以上の時間がかかりますね。
また、受講期間の長さにより学費も変わります。
プレマスターの費用

プレマスターは3パターンの受講期間があると解説しました。
- プレマスターの受講期間(長期休暇含む)
- IELTS 6.0:6ヶ月間
- IELTS 5.5:9ヶ月間
- IELTS 5.0:10ヶ月間〜12ヶ月間
- IELTS 4.5:12ヶ月間〜14ヶ月間
上から順番に学費を記載します。
- プレマスターの学費(£1=160円で計算)
- £18,900(約302万円)
- £22,200(約355万円)
- £27,400(約438万円)
- £32,600(約522万円)
参考:Tuition and international student fees
イギリス大学院で受講するプレマスターは学費がかなり高いです。
イギリス大学院修士課程の学費と同じくらい
また、上記以外に滞在費もかかることを忘れてはいけません。
年間60〜100万円くらい滞在費かかるよ
参考:イギリス大学院費用は550万円【学費はこれでも安いです】
そのため、プレマスターはイギリス大学院で受けるより、NCUKの方が費用はかなり安く済むでしょう。
詳しくは後述します。
プレマスターの受講が向いている人

NCUKとプリセッショナル、プレマスターの比較です。

プリセッショナルとプレマスターは上記の費用以外に、現地滞在費(1ヶ月で9万円くらい)がかかりますよ。
上記の比較から以下人にプレマスターが向いています。
- プレマスターが向いている人
- イギリス大学院留学にIELTSスコアが足りない人
- イギリス大学院留学にGPAが足りない人
- 事前に海外の講義に慣れておきたい人
- 現地で講義を受講したい人
- 高い学費や滞在費を許容できる人
- 志望校がプレマスターを提供している
もしGPAやIELTSの要件を満たしているものの、事前に専攻予定の科目の授業だけを受けておきたいって人はディプロマの選択肢もあります
参考:イギリスのディプロマを知る【Postgraduate Diploma】
しかし、プレマスターのようなプログラムを受講したい人はNCUKの大学院進学準備コース(プレマスターと同じ)がおすすめでしょう。
プレマスターはNCUKがおすすめ

プレマスターはNCUKと呼ばれる英国大学連盟が提供している大学院進学準備コースがおすすめです。
- NCUKの大学院進学準備コースがおすすめの理由
- NCUK加盟大学院へIELTSスコアの提出が免除
- NCUK加盟大学院へ進学が保証
- GPAが低くても合格できた事例あり
- 合格率2%を通過した優秀な教師陣で構成
- カリキュラムに違いがほぼ無い+ミニ研究論文が書ける
- 日本から受講が可能
- 学費が153万5千円とかなり安い
NCUKの大学院進学準備コースと比べ、イギリス大学院のプレマスターが持つ唯一の優位点は「GPAが低くてもラッセルグループのような有名校に進学できること」でしょう。
しかし、GPAが低くてもNCUKの大学院進学準備コースを受講した事により、合格を得られた人もいます。
例えばGPA(大学の成績)が低く、海外大学院の入学条件に満たない場合でも、このコースを修了することによって、進学を果たしたケースもあります。また、専門学校・短大卒であっても、その職歴とNCUK PMP履修によって、大学院留学を実現された方もいます。
参考:大学院留学準備コースとは?
それ以外、IELTSスコアの免除や進学保証、カリキュラム内容に大きな違いがない上、NCUKだと教育の質が高いプログラムを最大300万円近く安く抑えて受講ができます。
ちなみにNCUK加盟大学院はこんな感じ

ラッセルグループ大学院も多数存在
そのため、プレマスターのようなプログラムを受講したい人はNCUKの大学院進学準備コースがおすすめでしょう。
NCUKの大学院進学準備コースは日本では唯一、beoという留学エージェントが取り扱っています。
詳細は以下をご覧ください。
(↑この記事限定の割引特典あり)
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
イギリス大学院が提供するプレマスターについて解説しました。以下は要約です。
- プレマスターとは
- 大学院レベルの講義受講に必要なスキルを進学前に身につけられるプログラム
- プレマスターの特徴
- IETLSスコアが足りなくても留学可能
- GPAが足りなくても留学可能
- 規定の成績取得で進学保証
- 現地のキャンパスで受講
- NCUKの大学院進学準備コースの方がおすすめの理由
- NCUK加盟大学院へIELTSスコアの提出が免除
- NCUK加盟大学院へ進学が保証
- GPAが低くても合格できた事例あり
- 合格率2%を通過した優秀な教師陣で構成
- カリキュラムに違いがほぼ無い+ミニ研究論文が書ける
- 日本から受講が可能
- 学費が153万5千円とかなり安い
プレマスターとほぼ同等の内容をNCUKで費用をかなり抑えて受講できるのでぜひ検討してみてくださいね。
詳細:NCUK大学院進学準備コース概要/評価【知らないと損です】
イギリス大学院留学をされる方は以下の記事も役に立ちます。
それでは!