こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。
出願要件にGPA3.0とあるけど、自分のGPAが3.0満たしていない…どうしよう?
上記のような疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- GPAが低くても大学院留学できる理由がわかる
- 低いGPAでも大学院留学できる方法がわかる
私も志望大学院の多くがGPA3.0以上を求めるものの、GPA2.7しかなく出願要件を満たせていない状況でした。
しかし、多くのイギリス大学院から合格を得ています。
行きたいイギリス大学院は思ったよりも上のランキングの院にしてくださいね。「私の成績じゃこのランクは無理かも…」と思っている院でも結構受かります。
— 舞原@院留学🇬🇧/外資IT (@MaibaraOfficial) May 13, 2023
私もFラン大でGPAは2.7でしたけど世界TOP100のリーズ受かりました。知人も同じような状況でマンチェスターやKCLに合格できています。…
この経験から、GPAが低くても大学院留学できる理由や方法などわかりやすく解説するので、GPAが不安要素の人は参考にしてくださいね。
(一応GPAについて以下ページ参照)
wikipedia: GPA
目次
低いGPAでもイギリス大学院留学ができる理由
低いGPAでもイギリス大学院留学ができる理由は4つあります。
- GPAが低くてもイギリス大学院留学できる理由
- イギリスの算出方法でGPAが上がる
- 留学エージェントがGPAを再計算できる
- GPAは1つの指標に過ぎない
- プレマスターで低いGPAでも進学保障
イギリスの算出方法でGPAが上がる
イギリスと日本とでは成績の評価方法が異なり、日本の評価方法の方が厳しいのが特徴です。
それぞれの国の算出方法を見てみると
【日本の評価方法】
評定:S(90~100点)、A(80~89点)、B(70~79点)、C(60~69点)
GPA:S=4, A=3, B=2, C=1
【イギリスの評価方法】
評定:A(80~100点)、B(70~79点)、C(60~69点)
GPA:A=4, B=3, C=2
上記を見るとイギリスの場合、Sの評価がないですよね。
理由は、イギリス含め海外ではテストで高得点取るのはかなり難しく、80点以上取れれば日本でいう100点くらいの価値があるから。
日本の80~89点のA評価(3点)もイギリスではS評価とみなされ、GPA4点として計算されます。
それに伴いB評価は3、C評価は2点として計算されますよ。
また、落とした単位は計算に入れません。
このギャップを利用すれば、低いGPAも大体3.0以上になるでしょう。
(要は日本のA,B,Cのみが算出の対象で、各評価がイギリスではそれぞれ1点プラスされる)
大体0.5~1.0くらいGPAが上がるみたい
中には1.0以上GPAが上がる人も
ちなみに、以下の文面はLeeds大学院に「GPAが低いけど応募できるのか?」と聞いた時の返答です。
I would suggest that you submit an official application, the Admissions Officer will then calculate your degree grades officially.The Admissions Officers will then assess your potential officially based on the content of your Bachelor degree, your academia and your application.
要約すると「Admissions Officerという人が提出されたGPAを算出してみるからとりあえず提出してみろ」と言っています。
同様にニューカッスル大学院でも、大学院側で個別に算出すると公表していますよ。
Gakushi are marked according to the grading system outlined on your University transcript. As Japanese universities have independent marking systems, we assess your application on a case by case basis.
Entry requirements
そのためイギリス大学院側でもGPAを計算してみるということなので、現状のGPAが低くても可能性があると言えるのでないでしょうか。
注釈)
上記の算出方法はあくまで参考程度にとどめてください。各大学院ごとで算出方法が変わる他、再計算しない大学院もあるので。
留学エージェントがGPAを再計算できる
日本では唯一、beoという留学エージェントがGPAを再計算することが可能です。
GPAは自分で書き換えることはできません。
私もbeoを利用して、カウンセラーがGPAを正式に再計算してくれたため、2.7から3.4にアップしたGPAを基に出願できました。
正直、イギリス大学院のAdmission OfficerがGPAを再算出すると言っているものの、再計算されたGPAがどのくらいになるかわかりません。
また、全てのイギリス大学院が再計算してくれるかもわからないですよね。
そのため、事前にGPAを再計算できるbeoを利用した方が安心して留学準備を進められますよ。
(↑この記事限定の割引特典あり)
注釈)
再計算したGPAを認めない大学院もあるのでご注意ください。
GPAは1つの指標に過ぎない
低いGPAが多少上昇するとは言え、GPAは合否判断の1つの材料に過ぎません。
GPA以外にも他の出願書類の内容を総評して合否を決定するので、GPAだけが高くても不合格になる可能性はあります。
- イギリス大学院に出願する書類
- 英語力を証明する公的書類
- 志望動機書
- 推薦状2枚
- GPAが記載された成績証明書
- CV(必要であれば)
逆も然りです。
GPAが低くても他に魅力的な経験や能力があれば合格の可能性は上がるので、GPAが全てではないでしょう。
キングスカレッジロンドン(KCL)に留学した方によれば、beoにGPAを再計算してもらったものの 2.5→2.92しか上がりませんでした。
しかし志望動機書等の内容が評価され、KCLを含む多くの大学院に合格できています。
KCLを知る:キングスカレッジロンドンの全て【KCL留学の難易度など】
志望動機書は大事ですよ。
志望動機書が弱いという理由からリーズ大学院から不合格の人がいましたので。
またラッセルグループでも一部のコースではGPA2.0でも審査対象とする大学もあります。
A bachelors degree is considered comparable to British bachelors (Honours) degree standard. A score of B or 3.0 from a well ranked institution is considered comparable to a UK 2.1, while a score of C or 2.0 is considered comparable to a UK 2.2.
Overseas Qualifications: UK Equivalent Scores
例えばクイーンズ大学ベルファストだとGPA2.8で出願できるコースがあるよ
そのため、再計算したGPAが3.0に満たしていない場合でも、有名校に合格できる可能性は十分あると言えるでしょう。
注釈)
大学院が定める出願要件に対し、再計算しても過度にGPAが低い場合は合格は難しいです。
プレマスターで低いGPAでも進学保障
イギリス大学院によって、プレマスターを提供しています。
- プレマスターとは
- 大学院レベルの講義受講に必要なスキルを進学前に身につけられるプログラム
参考:プレマスターの全て【GPA2.3からイギリス大学院留学】
入学前にプレマスターを受講し規定の成績を修めることで、GPAが低くてもそのイギリス大学院への進学が保障されますよ。
イギリス大学院によって、プレマスター受講に必要なGPAは変わってきます。
ラッセルグループでGAP2.3以上とか2.5以上とか
そのため、プレマスターを検討する人は「志望するイギリス大学院がプレマスターを提供しているか」、「出願要件は何か」確認しておきましょう。
しかし私はイギリス大学院提供のプレマスターをおすすめしません。
なぜなら費用がかなり高いため。
例えばラッセルグループであるリバプール大学院のプレマスターは、最低でも300万円以上します。
- プレマスターの学費(£1=150円で計算)
- IELTS 5.5保有の場合:£23,100(約347万円)
- IELTS 5.0保有の場合:£27,510(約413万円)
- IELTS 4.5保有の場合:£32,095〜34,580(約481〜519万円)
参考:Pre-Master’s courses at the University of Liverpool International College
リバプール大学を知る:リバプール大学の全て【難易度やレベル、ランキングなど】
そのため費用が半額以下のNCUK大学院進学準備コースがおすすめですよ。
NCUKで低いGPAでも難関大学院から合格
2.7しかなかった低いGPAが3.0以上に生まれ変わり、イギリスの難関大学院に留学できました。
私はLeeds大学院に留学しましたが、他の大学院(Liverpool大学院やBradford大学院など)からも合格は得られています。
GPAだけが合格要因の全てではありませんが、GPAを再計算できたことは難関大学院合格に繋がったのではないでしょうか。
しかし上記以外にも合格できた理由はあります。
それは日本では唯一、beoが扱っているNCUKの大学院進学準備コースを受講したこと。
大学院進学準備コースを受けることで、低いGPAやIELTSスコアに関係なくNCUKに加盟しているいずれかの大学院へ進学が保障されます。
実際にGPAが低い等の理由で出願要件に満たしていなくても、NCUKの大学院進学準備コースを受講した事により、合格を果たした方がいます。
例えばGPA(大学の成績)が低く、海外大学院の入学条件に満たない場合でも、このコースを修了することによって、進学を果たしたケースもあります。また、専門学校・短大卒であっても、その職歴とNCUK PMP履修によって、大学院留学を実現された方もいます。
参考:大学院留学準備コースとは?
私もこのコースを受けていなければ、Leeds大学院などの難関大学院から合格がもらえていなかったかもしれません。
また同時期に受講した人達も以下のような有名校に進学できていました。
- NCUK大学院進学準備コース受講後の進学先例
- リーズ大学院
- バーミンガム大学院
- マンチェスター大学院
- ブリストル大学院
- ブラッドフォード大学院
そのためGPAが低いなどで志望する大学院から合格がもらえるか不安な人は、大学院進学準備コースの受講も検討してみると良いでしょう。
詳細は以下をご覧ください。
(↑本記事限定の割引特典あり)
GPAも大事だけど英語の勉強も忘れずに
GPAはあくまで1つの指標に過ぎないしGPAも再計算できますが、元々のGPAが低すぎるのも問題なのでGPAを上げる勉強はしておきましょう。
また英語の勉強も合わせて行ってくださいね。
英語ができないと大学院留学自体危うくなってしまいます。
しっかり英語の勉強もしておきましょう。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
GPAが低くても大学院留学できる理由と方法について解説しました。以下は要約です。
- GPAが低くてもイギリス大学院留学できる理由
- イギリスの算出方法でGPAが上がる
- 留学エージェントがGPAを再計算できる
- GPAは1つの指標に過ぎない
- プレマスターで低いGPAでも進学保障
- GPAが低くてもNCUK大学院進学準備コース受講で合格可能性あり
GPAは何とかなるので、諦めず大学院留学を実現してくださいね!
他にもイギリス大学院留学について記事をまとめているので、情報収集にお役立てください。
それでは!