英語研究論文の1番効率的な読み方【大学院留学Tips】

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こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。

英語の研究論文って上から下にかけて一字一句読むべきでしょうか?

全部読んだら時間かかるよなあ

私はイギリスにあるLeeds大学院でおびただしい数の研究論文を読んできた他、研究論文の読み方みたいなセミナーでもTipsを学んだのでここに共有します。

海外大学/大学院でレポートや卒業論文作成に向けて、研究論文を読み漁る予定の人は参考にしてみてください。

英語の研究論文を読む前に意識すること

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「英語の研究論文を読む前に意識すること」を先に説明します。

英語の研究論文は一字一句読んでいたら時間がいくらあっても足りなくなってしまうので、以下のことを意識しましょう。

キーワードを決めて拾い読み

英語のレポートや卒業論文を書くときに、参考文献から使えそうな情報を見つけその文章を引用すると思います。

自分の意見を述べた後に根拠として引用文を使ったり、引用文に対して示唆(実証はされていないけど可能性としてあり得る話みたいな)を述べたりしますよね。

なので、英語の研究論文を読む前に

あらかじめ欲しい情報をイメージしてから読み始めてください。

この概念やモデルに対して賛同している研究結果と批判している研究結果が欲しいなあ
あとはこれとあれと…

欲しい情報を決めたら英語の研究論文を流し読みし、それに関連する単語や文章を探していきます。

「読む」のではなく「探す」です。

探している中で欲しい情報に関連しそうな単語や文章があったら、

そこの部分だけじっくり読んで引用できる情報がどうか見極めましょう。

これで英語の研究論文を読むのに充てる時間を相当節約できますよ。

次に英語の研究論文をもっと効率的に早く読むための方法について解説します。

英語の研究論文を1番効率的に読む方法

英語の研究論文を1番効率的に読む方法」です。

以下の順番で英語の研究論文を読めば、内容をすぐ理解できるし、レポートや卒業論文で引用できる情報がすぐに手に入るでしょう。

  1. Abstract
  2. Introduction
  3. Conclusion
  4. Result/Findings
  5. Discussion
  6. MethodologyとLimitations

1つずつ説明します。

Abstract

1つ目が「Abstract」です。

Abstractとはその研究論文の概要を示した文章で、

英語の研究論文を読み始める時に必ずチェックすべき箇所です。

研究論文の1番始めに書いてあったり

ここ

研究論文の検索結果にも少し書いてあったりします。

ここ

なぜ重要なのかと言うと、

欲しい情報がこの研究論文に含まれているかどうか判断できるから。

100%引用できる情報があるとは言い切れませんが、Abstractでは以下のような内容が把握できるので、欲しい情報があるかどうか判断しやすいです。

  • 研究に至った背景
  • 研究方法(Methodology)
  • 研究結果(Result)
  • 研究結果の考察(Discussion)

Absractを見て欲しい情報がありそうだと思ったら、その研究論文を読み進めていきます。

特に研究結果と研究結果の考察は見るポイントですよ。

Introduction

次に読むのが「Introduction」です。

Introductionはその研究に至った背景や専門用語の定義、研究分野の概要が書かれているので、

欲しい情報が関わる分野の理解を深めるのに役立ちます。

これは研究論文を実際に読み始めるための準備のようなもので、Introductionを読むと読まないとでは、

その研究論文の内容理解度は全然違いますよ。

けどじっくり読む必要はないので、サラッと読む程度で大丈夫です。

Conclusion

次に読むのが「Conclusion」です。

Conclusionには、研究論文に書かれている内容のサマリー(要約)が書かれているので、

どんな経緯からどんな結論で締め括られたのかを簡単に理解できます。

なので、経緯や結論を事前に理解しながら本文を読めることができ、内容が頭にスッと入ってきますよ

こちらもサラッと読む程度でOKです。

Result/Findings

次に読むのが「Result/Findings」です。

ResultやFindingsには、研究の結果が書いてあるので、

引用できる情報が多くあるでしょう。

純粋な研究結果に対して自分の意見を述べたり、自分の意見を根拠づけるために必要な情報が多くあるので、ResultやFindingsの章は何度か読み返したい箇所ですね。

Discussion

次に読むのが「Discussion」です。

Discussionには、

ResultやFindingsの章で述べた研究結果に対する著者の考察や他の研究論文著者の賛同/批判の意見が述べられています。

なので、引用できる情報が多く含まれていますよ。

こちらも何度か読み返したいとこです。

MethodologyとLimitations

次に読むのが「MethodologyとLimitations」です。

Result/FindingsやDiscussionの章で引用できる情報が大体見つかるので、MethodologyとLimitationsの章は飛ばしても問題ないです。

ですが、時間があるなら読んでおきたくて、理由は

批判できる箇所を見つけられるから。

英語のレポートや卒業論文で高得点取るには、批判的な意見も含まれている必要があります。

(英語の卒業論文で高得点を取る秘訣は以下の記事をどうぞ…!)

卒業論文

英語の卒業論文で高得点取る方法【Distinction取れます】

Methodologyにはその研究論文の欠点を見つけることができる部分でもあるので、時間があれば流し読み程度に読んでおきましょう。

特にLimitationsの章には、その研究論文で達成できなかったことや妥協した点などが書かれているので、

批判的に指摘できる箇所を見つけることができますよ。

時間が無い時の英語の研究論文の読み方

上記の手順で研究論文を読んでいけば、

その研究論文の内容理解と引用できる情報発掘を効率的に行うことができます。

これだけでも時間をかなり節約して英語の研究論文を読むことができますが、もし読む時間があまりないって人は以下の章は省いても良いでしょう。

IntroductionとConclusionは省く

引用できる情報の多くはResult/FindingsやDiscussionの章にあります。

なのでレポートや卒業論文の提出期限が迫って時間がない場合は、

IntroductionとConclusionは飛ばしてOKです。

けど研究論文の内容を理解したいなら、IntroductionとConclusionも合わせて読むべきですよ。

英語の研究論文にある”Literature Review” は読まない?

大学院留学、疑問点

英語の研究論文には“Literature Review”と言って、その分野に関わる過去の研究論文の総まとめみたいなのが記載されています。

(そしてその内容を基にまだ明らかになっていないことを研究するよう問題定義をする)

けどこの箇所は以下に該当する場合を除いて、そこまで読む価値はないです。

  • 予備知識が無くその分野に対して全体的に理解したい時
  • 他に読んでいく研究論文を探している時

Literature Reviewはその名の通り文献レビューなので、その分野に関する情報が網羅されていますし、様々な文献(過去の研究論文)が出てくるので、他に読んでいく研究論文の参考になりますよ。

英語の研究論文検索サイトをお探しの方へ

大学/大学院にすでに留学されているなら、大学の図書館のデータベースにアクセスして研究論文を読めますが、それ以外にも無料で英語の研究論文が読めるサイトは色々あります。

以下の記事にまとめてるので、参考にしてくださいね。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

英語の研究論文を効率的に読む方法を紹介しました。

以下は読む順番の要約!

  1. Abstract
  2. Introduction
  3. Conclusion
  4. Result/Findings
  5. Discussion
  6. MethodologyとLimitations

今回は研究論文の読み方について解説しましたが、以下の記事では英語の論文を書くのに大事なポイントや書き方をまとめているので、合わせてご覧くださいね。

留学で書く英語のレポート書き方【超基本です】

卒論

【英語で卒論の書き方】おすすめ本も紹介!〜準備編〜

卒論

【英語卒論の書き方①】Literature Reviewなど例と解説

それでは!

〜ここからは留学生や日本の学生向けです〜
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