【英語卒業論文の書き方②】〜Methodology編〜例と解説

大学院留学

こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。

さて、今回は前回の

【論文の書き方①】

の続きになります。

前回の記事ではIntroduction の中身Literature Review の書き方などを学びましたね。もし以前の記事をまだ見ていない方はこちらからご覧ください。

【英語卒業論文の書き方】〜準備編〜おすすめ本も紹介!

【英語卒業論文の書き方①】文献レビューなど例と解説

論文の構成だけサッと見たい!」って方も、【論文の書き方①】の記事にまとめてあるので、参考にしてくださいね。

では、前回の続き(Chapter 2: Literature Review)からいきましょう!

今回は Chapter 3 で書くことになる

Methodology (方法論)

に焦点を当てて解説していきます。

どうやって研究をするのか詳細に書いていく必要がありますよ。それでは参ります!!!!

Chapter 3: Methodology (方法)

Chapter 3では、「Methodology」を書きますね。

ここではデータの採集方法だったり、分析方法だったり、この研究は一体どのように行われるのかを書いていきます、

見出しに分ける量が多くなるので、「うわっこんな書くのかよ」って思われるかもしれませんが、1つに書く量は大したことないので、案外あっさり終わりますよ。

書く量は、約2,000 wordsなので、Literature Review より少なめです。

Chapter 3では以下の内容を書いていきます。

  1. Attributes of the Research (500 – 600 words)
  2. Data Collection (800 – 900 words )
  3. Data Analysis (400 – 500 words)
  4. Ethical Consideration (100 – 200 words)

1つずつ解説していきますね!!

Attributes of the Research (研究の特徴)

まず1つ目に書くのが、「研究の特徴」です。

研究といってもただ闇雲に研究すれば良いってわけではなくて、

何をベースにおいて研究進めるのか

を決めなくてはなりません。

筋道立てて論理的に行うってわけですね。その計画みたいなのを「Attributes of the Research (研究の特徴)」で書いていきます。

研究の特徴では、以下の3つのことについて述べます。

  1. Research Philosophy
  2. Research Approach
  3. Research Strategy

1つずつ見ていきましょう。

Research Philosophy (哲学)

1つ目が「Research Philosophy (研究哲学)」です。

研究にも哲学というものが存在するというわけですね。どの哲学を元に研究を進めるかによって、たどる「」が大分変わってきますので、慎重に決めなくてはなりません

また、「なぜこの哲学にしたのか」を述べる必要があるので、ある程度いろんな研究哲学を理解する必要があります。

色々な哲学が存在しますが、私が行っていた大学では3つの哲学を習いましたよ。

  1. Ontology (存在論): “存在”の意味を説く
  2. Epistemology (認識論):”知識”や”認識”を説く
  3. Axiology (価値論): “価値”や”価値観”を説く

ここでは詳しい内容の説明は避けますが、もしもっと知りたい方は以下からどうぞ。

参考URL:
存在論
認識論
価値論

実際の例は以下のようになりますね。

英語 論文 の 実際 の 例 を紹介

私は Epistemology にしました。

データ採集方法がインタビューの場合、大体はこの哲学になるのではないでしょうか。取材協力者の「知識」や「認識」などをデータとして扱うのでね。

Research Approach (研究アプローチ)

2つ目が、「Research Approach (研究アプローチ)」です。

ここでは、

演繹法(deductive reasonig)

帰納法(inductive reasoning)

のどちらで研究するのかそれぞれの意味を説明後に理由も交えて説明します。

  • 語句の説明
  • どっちにするか
  • 選んだ理由

の3つを書いたら終わりなのでシンプルですぐ終わります。ちなみにそれぞれの意味は

  • 演繹法:一般的に知られる事実を用いて結論を導くこと
  • 帰納法:因果関係や共通点を探求し結論を導くこと

ここでは詳しく説明しませんが、より詳しい記述は以下からどうぞ!

参考URL:
帰納法、演繹法【今更聞けない問題解決のための推論】

実際の例は以下になります。

実際 の 例 を用いて解説している

序盤の方で帰納法・演繹法それぞれの意味を説明した後に、どちらを選択したのか、その理由も含めて書いていますね。

Research Strategy (研究戦略)

3つ目が「Research Strategy (研究戦略)」ですね。

ここでは、

質的調査(Qualitative Research)

なのか

量的調査(Quantitative Research

を理由をつけて説明します。こちらも二択から選んで書けばいいのです。戦略っていてもそんな複雑ではありません。ちなみにそれぞれの意味は、

  • 質的調査:「意見」や「経験」など数字では表せないデータを収集して分析すること
  • 量的調査とは、数値化できるデータを収集して分析すること

になります。

例えば、インタビューでデータを採集するなら質的調査アンケートなら量的調査になりますね。

私はインタビューなので、質的調査になりますね。

Data Collection (データ採集)

英語 論文 で必要なデータの採集法を説明

2つ目にChapter 3 に盛り込む内容は、「データ採集」です。

ここではリサーチクエスチョンの解答を得るために、必要なデータをどうやって集めるのかを書いていきます。

以下の内容はデータ採集方法がインタビューの場合になりますが、以下のことをを書きます。

  1. Method of Data Collection
  2. Interview Schedule
  3. Interview Participants
  4. Pilot Study
  5. Interview Process

の5つになります。以下に詳しく解説していきます!

Method of Data Collection (データ採集方法)

1つ目が、「Method of Data Collection (データ採集方法)」になります。

ここでは、「どうやってデータを集めるのか」を書けば問題ありません。タイトル通りですね。インタビューの場合は、何人とやるのかとか、実際に会ってインタビューするのかとか、そういったことを書けば大丈夫です。

また、なぜその方法にしたのか理由も合わせて書くことも忘れないでくださいね!!

ちなみにインタビューの種類はいくつかありますが、代表的なのは以下の3つになるでしょう。

  1. Structured Interview: 事前に決めておいた質問を決まった順番・内容でするインタビュー
  2. Semi-Structured Interview: 質問は事前に決めておくが状況に合わせて質問変えたり、新しく別な質問を尋ねたりする柔軟なインタビュー
  3. Unstructured Interview: 質問は事前に一切決めないで会話をするようにするインタビュー

経験ある研究者は Unstructured Interview でもうまく対応できますが、質的調査が初心者である学生は、Structured Interview かSemi-Structured Interview がいいでしょう。

けどSemi-structured Interview が1番おすすめですね。大概のインタビューは計画通りに進みませんから。笑

それと、インタビューでデータを集めるならインタビュー協力者に、

専門用語の説明や、このインタビューの目的などを記した紙を事前に渡す

みたいなことも一緒に書いておきましょう。インタビューをより効果的に進め質のいい情報を採集するために、取材協力者に事前に予備知識を付けてもらったり、インタビューに対する責任感を持たせるためにその紙を渡します。

以下のは全体の一部ですが、こんな用紙を渡しますよ!

実際の例はこちらになります。

Interview Schedule (インタビュースケジュール)

2つ目が、「Interview Schedule (インタビュースケジュール)」です。

これはインタビューをいつにするかとかの日程調整ではなく、インタビュー中に何の質問をするのかを書きます。

(もしUnstructured interview だと質問は事前に考えませんが)

なのでどんな種類の質問(Open question や Closed questionなど)だと、こんな回答が得られるなど、理由も合わせてを書いていきます。

ちなみに

  • Open question は、Yes か No で回答できない質問(例えば、why?とかhow?などの質問)
  • Closed question は、Yes か Noでしか回答できない質問 (Do you ~?みたいな質問)

という意味です。実例はこちらです。

実際 の 例 を交えて説明

こんな質問だとリサーチクエスチョンの回答に繋がりそうな情報が得られそうみたいなことが書かれていますね。

Interview Participants (インタビュー協力者)

3つ目は「Interview Participants (インタビュー協力者)」について書きます。

ここでは、インタビュー協力者の属性を書きます。何人の取材協力者がいるのかとか性別や年齢などですかね。

実例の論文の場合だと、勤続年数や働いている業界などが書いていますね。

実際 の 例 を用いて解説

Pilot Study (インタビュー予行演習)

4つ目が「Pilot Study (インタビュー予行演習)」です。

インタビューするとなるとぶっつけ本番でやるわけにはいきません。

なぜなら、練習無しでインタビューしてしまうと効果的にデータが採集できない可能性があります。

なので、一度誰かに頼んでリハーサルしてみて、改善が必要なダメな部分を見つけていきます。そして、インタビュー協力者から100%の情報を聞き出せるようにしていきましょう。

Pilot Studyをしてみると、意外と気づけなかった部分が出てきますよ。

論文には、実際にPilot Study をしてみて、直すべきところがあったから直したよーみたいなことを書けばOKです。

実施 の 例 を用いて説明している
全体の一部!

リハーサルをする人は、誰でもいいみたいですよ!私は、働いてる友人に頼んでやってもらいました。

Interview Process (インタビューの流れ)

最後となる5つ目は「Interview Process (インタビュープロセス)」です。

ここでは、インタビューをするのにやらなくてはならないことや、インタビューの時間配分などを書きます。

私の大学ではインタビューをする前に、危機管理シートや倫理フォームを提出する必要があったので、それを書きましたよ!ってのをここの章で書きました。

また、インタビューの流れをどうするかの説明もここで書くことになります。

実際 の 例 を交えて解説

インタビューの最初の10分間は緊張をほぐすために雑談しますよ〜とか書かれてますね!

Data Analysis (データ分析)

3つ目にChapter 3に盛り込む内容は、「Data analysis (データ分析)」です。

ここでは、インタビューなどで集めたデータをどうやって分析するのかと言うことを書いていきます。

決められた分析手法が色々あるということですね。量的調査や質的調査で分析方法は変わりますが、インタビューで定番なのは、Thematic Analysis ではないでしょうか。

詳しい説明はここではしませんが、書く内容としては

  1. 何の分析方法を使うのかとその理由
  2. その分析方法のプロセス
  3. 実際にどう分析したか

を書けば十分です。

以下の例は序盤に書いた一部です。

Ethical Consideration (倫理)

Chapter 3に含める4つ目は、「Ethical Consideration (倫理)」です。

ここでは、実際にデータ採集などの研究をする上で倫理的に気をつけるべきことを確認し、それをそのまま書けば完成です。

例えば、「インタビューで得た個人情報や機密情報は論文に入れない」とかですね。書く量も2段落くらいで充分ですよ。

実際 の 例 を紹介

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はChapter 3 のMethodologyの解説のみで終わってしまいましたが、次の記事で英語論文の書き方はラストになりますよ!

いやー長かったですね。論文を仕上げる期間が3ヶ月くらいあるとあって、説明も長くなりますね。

それと論文の書く量が凄まじく見直しが大変になると思うので、以下に私が利用していた英文添削サイトを貼っておきますね。質の高いアカデミックな論文に仕上げて高得点を狙ってくださいね!

【オススメの英文添削サイト】
オンライン英語添削[アイディー]

次回はChapter 4: Results ~ Chapter 6: Conclusion までの解説に加え、参考文献であるReferences や巻末につける付録Appendicesも一緒に解説していきます!

以下の記事が続きになります。

【英語卒業論文の書き方③】Results, Discussionを例と解説

英語論文書く際に意識したいポイントは以下に。

英語の卒業論文やレポートで高得点を取るには【超基本】

英語の卒業論文で高得点取る方法【Distinction取れます】

それでは!

〜ここからは一押し記事の紹介です〜

海外で留学生をしている人や日本で大学生をしている人で就活に不安がありますか

大手や優良企業からの内定を得るにはSPARK CAREERの利用が現実的です。

(詳細は以下にまとめています)