【英語卒業論文の書き方③】Results, Discussionを例と解説

大学院留学

こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。

さて、やっと最後になります!

論文の書き方シリーズ!

準備編から実践編①、②と解説してまいりましたが、ついにここまできましたね!

もしまだ、前回の記事を見てない方はこちらを先にご覧ください。

【英語卒業論文の書き方】〜準備編〜おすすめ本も紹介!

【英語卒業論文の書き方①】文献レビューなど例と解説

【英語卒業論文の書き方②】〜Methodology編〜例と解説

前回はChapter 3: Methodologyについて解説しました。ここまで終えたらもうあとは楽ですよ!!

なぜなら研究の結果とそれに対する考察、あとは締めを書けばいいだけですからね。

文献レビューなどのしんどい時間と比べるとあっという間に終わります

ですが、書く上で注意する点はもちろんあるので、それらを解説しますね。

書く内容は以下になります。

  1. Results (分析結果) 2000 words
  2. Discussion (考察) 2000 words
  3. Conclusion (終章) 1000 words
  4. References (参考文献)
  5. Appendices (付録)

それでは張り切っていきましょーう!

Chapter 4: Results (結果)

Chapter 4 は「Results (研究の結果)」を書きます。

Findings” とも言ったりしますね。そこは好みで構いません。

書く量は 2,000 wordsくらいでしょうか。ここでは、データ採集そしてデータ分析をした結果を書きます。

ここで注意していただきたいのが1つあります。それは、

研究の結果だけを忠実に書くこと。

よく勘違いをされている方がいるのですが、研究の結果とそれに対する意見を一緒にして書いてしまう人がいます。

けど、それではダメなんです。

日本でもそうですが海外大学では、より論理的にかつわかりやすい構成で書く必要があることが言えます。

私が行っていた学校では、レポートや論述タイプのテストの評価にも「構成がよく整理され、論理的にかけているか」の採点基準があります。

なので論理の飛躍があったり、話が行ったり来たりっていうのはあまりよろしくありません。

Chapter で「Results」 と書いている以上、自分の意見を言いたいのを抑えて分析で得られた結果のみを書いていきます。

えっなら、「Chapter に Results & Discussion って書いて一緒に書いちゃえばいんじゃないの?」って思われる方がいるかもしれません。

これもダメです。

私の友人がそう書いたら、監督者である教授に「分けて書け」と注意されたそうです。

なので、結果は結果、考察は考察で分けて書いていきましょう。それにこっちの方がちゃんと階段を一段一段踏んで登ってる感じがあって、書きやすいですよ。

読み手にも優しいですしね。

実例はThematic Analysis の分析結果なので、Themeとか出てきますが以下のようになりますよ。

英語 の 論文 の 書き方 を実 例 を交えて 解説

もしデータ採集がインタビューの場合は、インタビュー協力者が話したことを録音していると思います。

その録音したのを文字に起こし、使う部分だけをそのまま載せます。その時には、イタリック文字にしてダブルクォーテーションで抜粋してください。

もしインタビュー協力者が日本人の場合は、インタビューは日本語で行い、論文にのせる部分だけを英訳します。

その例が以下になります。

英語 論文 の 書き方 リザルトを 例 を用いて 解説

文末にある数字はインタビュー協力者の番号になります。倫理の関係上、実名をあげるわけにはいかないので、数字で表しています。

リザルトは、このようにインタビュー協力者が述べたことを直接載せるので、さほど時間を書けずに終えることができますよ。

これが書けたら、ようやく考察です!

Chapter 5: Discussion (考察)

Chapter 5は「Discussion」 ですね。

書く量は、2,000 words くらいになるかと思います。

Discussionとあるので、「誰かと討論するの?」って感じですが違いますよ

ここでは「研究の結果から一体どんなことが言えるのか」をリサーチクエスチョンの解答をしながら書いていきます。

書くべき点は以下の3つになります。

  1. General Discussion
  2. Limitations and Recommendations for Future Research
  3. Theoretical and Practical Implications

Limitations and Recommendations for Future Research

Theoretical and Practical Implications

の2つは、Chapter 6: Conclusion に含めても構いません。そこは担当する教授の好みになるかと思います。

私はConclusion に含めたかったのですが、教授が 「Discussionに書け」とうるさいのでChapter 5に含めました。笑

ここでは、Discussion にこれら2つを含めるやり方をお教えしますね!

それでは1つずつ説明します。

General Discussion (考察)

1つ目が「General Discussion (考察)」です。

ここで書くのを我慢していた研究結果に対する意見を書いていきましょう!ですが、1つだけ注意点があります。それは、

  • 先行研究を承認・否定しながら書くこと

ただ研究結果に対する意見を書けばいいという訳ではありません。

Literature Review ですでにまとめてある内容から、

この著者が明らかにしたことは自分の研究でも明らかになった

とか

この著者が明らかにしたことはこの研究では証明できなかった

などを書いていきます。こんな感じですね。(赤塗りのとこ)

考察を 例 を用いて 解説

私は先行研究を否定する研究結果は得られなかったので、全て承認する形になってしまいましたが、下の例にあるような切り口で書ければいいですね。

  • There are similarities between the finding and the study of 著者 (年号) which found that…
  • The study has been able (or unable) to support (or deny) the research of 著者 (年号) which showed that…
  • This finding is consistent with the study of 著者 (年号)
  • This result reflects the study of 著者(年号)who also found that….

また、

先行研究を承認・否定をした後に、この研究結果から言えることを書く

ことを意識しましょう。考察なのでね。

下記の例がそうですね。導入部分は “A possible explanation for this might be that…” とか言えればスムーズに言えるでしょうか。

考察 を 例 を用いて 解説

Limitations and Recommendations for Future Research (研究の欠点と将来の研究へ送る提案)

2つ目が、「LRFR」ですね。

(長いから略した笑)

ここでは

  1. Limitations
  2. Recommendations for Future Research

について解説します。これらは1つの見出しにまとめて書いて構いませんが、解説するためにそれぞれ分けて書きますね。

まずは Limitations から!

Limitations

1つ目が「Limitatons」です。

Limitation とは直訳だと「制限」となりますが、この論文の中では「この研究の欠点」を指します。なので、

研究方法とかでダメな部分を理由を交えて書けばOK!

この実例では、サンプルサイズが小さい(取材協力者が少ない)こととフォーカスした業界が少なすぎたみたいなことが書かれてます。

例 を用いて 解説

そして次にそれらの欠点を補うために、将来行われる研究ではどのように行うといいのか

それが “Recommendations for Future Research” ですね。

次に詳しく説明しますね。

Recommendations for Future Research

2つ目は「Recommendations for Future Research」です。

Limitations の欠点を補うために将来の研究はこうした方がいいという提案をします。

それが以下になります。

例 を用いて 解説

この論文の欠点であった、サンプル数の少なさと業界の狭さをカバーした研究を提案していますね。

Theoritical and Practical Implications (理論的・実践的影響)

3つ目に書くのが「TPI」ですね。

(こっちも略した笑)

こちらは以下の2つに分けて説明しますね。

  1. Theoretical Implications (理論的影響)
  2. Practical Implications (実際的影響)

Theoretical Implications

1つ目が「Theoretical Implication」 です。

理論的影響とは、この研究結果から

  • 新しい理論やモデルが生まれた
  • 既存の理論・モデルが捕捉されるような研究結果だった
  • 既存の理論・モデルを否定するような研究結果だった

などを書いていきます。極端な話、

ダーウィンの進化論という理論はこの研究で実は間違っていることが判明した!

ていうのは Theoretical Implication です。

実例ではジョブクラフティング理論が拡張されるということが書いてありますね。

例 を用いて 解説

理論的影響が書けたら、次に Practical Implication を書いていきます。

Practical Implications

2つ目は「Practical Implications」です。

これは、「実際にある事に対してこうした方がもっと良い状況になるのではないか」みたいなことを書きます。

ちょっと説明が漠然としてますね。

例えば、ビジネスシーンだとマネージャーはこれをすればもっと組織がより良くまとまるとかですね。

実例でもそのようなことが書いてありますね、

例 を用いて 解説

Chapter 6: Conclusion (終章)

終章 を 解説

長かった論文もついに終わりが見えてきましたね。

Chapter 6: Conclusion (終章)」です。

書く量はもしLimitations and Recommendations for Future Research とTheoretical and Practical ImplicationsをConclusion に含めるなら、1,000 words くらいに。Discussion ですでに書き終えてるなら、700 wordsくらいになりますかね。

ここでは、最後のまとめを書きます。

ですがここでも注意点が1つあります。それは、

  • Chapter 6以前に述べてない新しい意見や考え(先行研究レビューも含め)を加えないこと

コンクルージョンはあくまでも、要約を書きこの論文のまとめを書くことが目的なので、新しいアイデアを書いてはいけないのです。

これが、「LRFR と TPIは Discusion に含めるべきだ」とか、「Conclusion でも良いじゃないか」と意見が分かれる所以ですね。

この注意点さえ押さえておけば、あとは項目ごとに文字を埋めるだけですよ!

書く点は以下の2つです。

  1. A Review of the Study Aim and Objectives
  2. Synthesis of the Main Findings

これらを解説していきます。

A Review of the Study Aim and Objectives (目標のおさらい)

1つ目が「A Reveiw of the Aim and Objectives (目標のおさらい)」です。

ここでは設定した目標をもう一度確認することが目的です。

論文って言っても誰かに見てもらう訳なので、読み手ファーストで書かなくてはなりません。

なので読んでる人がストレスなく読めるように、「ここらへんでaim と objectives をおさらいしておくか」って感じです。

書く内容としては、

  • Research Question(s) を定義することになった背景
  • Aimとそれを設定した理由
  • Objectives とそれを設定した理由

を書けば問題ありません。

実例は以下になります。

実例 を交えて 解説
全体の一部!

Synthesis of the Main Findings (研究結果のまとめ)

2つ目が「Synthesis of the Main Findings (研究結果のまとめ)」ですね。

Synthesis は直訳だと「結合」みたいな意味になりますが、論文では「まとめ」のような意味で使われます。

タイトル通りなのですが、ここではメインの研究結果を書いていき、そこから何が言えるかを書けば終わりです。

きっと研究で発見できた結果は1つだけではないと思うので、1つずつ説明していきます。

よくある 「Firstly, secondly, and lastly 」のやつを用いてですね。

そして最後の段落でこれらの結果から〜(Taken together, ….)的なことを書いて終了です!

実例は以下になります。

実 例 を用いて 解説
全体の一部

References (参考文献)

tons of books

Chapter を全て書き終えたらあとは「整理」だけ!

ここでは論文を書くにあたって参考にし、引用文として使った文献を書いていきます。

文献読んだけど、引用文として使わなかったってやつは入れないですからね!

文中で引用するのに使った文献だけをリストに加えていきます。気をつける点は以下の2つくらいでしょうか。

  • アルファベット順に書く
  • 大学が指定するスタイルに合わせる

アルファベット順に書く

1つ目が「アルファベット順に書く」です。

アルファベット順に書くってのは、著者の苗字を基準に揃えるという意味です。こんな感じで書いていきます。

例

あっリファレンスに加える時、著者の名前は

苗字, 名前イニシャル. の順

で書きますからね!例えば、Paul Smith って方の場合、

Smith, P. になります

もし、ミドルネームを保持する著者の場合は、

苗字, 名前イニシャル. ミドルネームイニシャル

になります。

例えば、Paul D. Smith の場合は、

Smith, P. D. になります。

大学が指定するスタイルに合わせる

2つ目が「大学が指定するスタイルに合わせる」です。

reference に書くスタイルは大学によって異なります

Chicago style や Vancouver Style, Harvard Style など色々ありますが、私の通っていたリーズ大学では、Leeds Harvard Style でreference を書くよう指示されました。

参考までに、このように書きます。

  • Family name, INITIAL(S). Year. Title of article. Journal TitleVolume(issue number), page numbers.

実例で表すと、

  • Crant, J. M. 2000. Proactive behavior in organizations. Journal of Management, 26(3), pp. 435-462.

ジャーナルのタイトル名がイタリックになったり、ボリュームが太文字になったりですかね。

これは各大学によって変わってくるので、留学する大学のReference guide をご覧ください。

参考:Leeds Harvard referencing examples

Appendices (巻末に付ける付録)

さて、最後にやることは「Appendices 」の整理ですね。

ここでは文中に載せられなかった、図やインタビューの質問リストなどを載せていきます。

これは、各論文によって載せる内容が変わるの、実例のは参考程度にご覧ください。

例

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

準備編を含めると4部構成になってしまいましたが、最後まで読んでいただけたなら本当に嬉しいです!

所属する学科によって書く内容が変わるだろうし、研究方法も人それぞれなので、この書き方がそのまま使えるというわけではありませんが、ベースとなる書き方は一緒だと思うので、「論文を書くってこんなんなんだな」ってことがお分かりいただけたら幸いです。

書き終えたら最後にすることは、文章の見直しですね。私は見直しに1週間くらいかけましたし、教授に口すっぱく添削しろ言われますよ。笑

以下に私が使用していた英文添削サイトを貼っとくので自信がない英文があるときは有効活用してくださいね!

【英文添削サイト】
オンライン英語添削[アイディー]

英語論文書く際に意識したいポイントは以下に。

英語の卒業論文やレポートで高得点を取るには【超基本】

英語の卒業論文で高得点取る方法【Distinction取れます】

それでは!

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