【英語卒業論文の書き方①】文献レビューなど例と解説

大学院留学

こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。

さて、今回は前回の続きで

論文の書き方

を解説していきます。前回の記事をまだ見てない方はこちらを先にどーぞ!

【英語卒業論文の書き方】〜準備編〜おすすめ本も紹介!

上の記事では「論文の書き方」〜準備編〜でしたが今回のブログはその実践編になります。

実際の例を交えて三部構成で解説していくので、今回はその第一弾となりますね。3つに分けて書いていきますが、どうかご了承ください…

1つに書くとえげつない量になってしまうんでね。泣「もしそんなの見たくない!」って方は下記のリストだけでも見ていただければ、論文構成のイメージが湧くかと思います。てかそのリスト通りに書けば論文が完成するように書いたのでそのまま使えます。

ですが、実際に私が書いた論文を例に解説するので、データ採集法がインタビューになります。

なので、インタビューでない方法でデータを集める人は少し違った構成になりますが、基本的な部分は変わらないので、参考にしてみてくださいね。

それと実際の論文を例にするので、「ジョブクラフティング」という言葉がよく出ますが、

なんかを指す言葉ね

ぐらいの認識で読み進めてってください。

この意味がわからなくても、内容は理解できるかと思います。けどまあ簡単に説明すると、

Job crafting: 業務内容を自分の裁量で変えることで、やりがいや業務効率を上げること

もし詳しい内容に興味があればこちらをどーぞ。

社員の「働きがい」を生み出す『ジョブクラフティング』を首都大学東京 高尾教授に聞く!

論文の構成:

  • Title
  • Acknowledgement (謝辞)
  • Abstract (要約)
  • Table of Contents (目次)
  • Chapter 1: Introduction (序章)
    • 1.1: Background (背景)
    • 1.2: Research Aim and Objectives (目標)
    • 1.3: The structure of the Dissertation (構成)
  • Chapter 2: Literature Review (文献レビュー)
    • 2.1 ~ トピックに関連したことを
    • 2.n: Research Questions (問題定義)
  • Chapter 3: Methodology (方法)
    • 3.1: Attributes of the Research (研究の特徴)
      • 3.1.1: Research Philosophy (哲学)
      • 3.1.2: Research Approach (研究アプローチ)
      • 3.1.3: Research Strategy (研究戦略)
    • 3.2: Data Collection (データ採集)
      • 3.2.1.: Method of Data Collection (データ採集方法)
      • 3.2.1: Interview Schedule (インタビュースケジュール)
      • 3.2.3: Interview Participants (インタビュー協力者)
      • 3.2.4: Pilot Study (インタビュー予行演習)
      • 3.2.5: Interview Process (インタビューの流れ)
    • 3.3: Data Analysis (データ分析)
    • 3.4: Ethical Consideration (倫理)
  • Chapter 4: Results (結果)
    • 4.1 ~ 研究の結果を書く
  • Chapter 5: Discussion (考察)
    • 5.1: General Discussion (考察)
    • 5.2: Limitations and Recommendations for Future Research (研究の欠点と将来の研究へ送る提案)
    • 5.3: Theoritical and Practical Implications (理論的・実践的影響)
  • Chapter 6: Conclusion (終章)
    • 6.1: A Review of the Study Aim and Objectives (目的と目標のおさらい)
    • 6.2: Synthesis of the Main Findings (研究結果のまとめ)
  • References (参考文献)
  • Appendices (巻末に付ける付録)

ちなみに何ですが、

各Chapter の最初の段落で、そのChapter は何を書くのか、軽く説明することを忘れないでくださいね!

読み手ファーストで書いていきましょう!

(書かないと教授に言われます)

こんな感じで。

実践編①では上の構成にあるChapter2の “Research Questions” まで書いていきますね!

それでは1つずつ解説していきます。

イントロを書く前に

紙とペン

第1章のイントロに入る前に、4つ書くことがあります。

それは、

  1. Title
  2. Acknowledgement
  3. Abstract
  4. Table of contents

です。

(2つ目の「謝辞」は書かなくても可)

1つずつ解説していきます。

タイトル

論文 のタイトル

1つ目が「タイトル」です。

この論文が何について書いてあるか」を示す重要な要素ですね。表紙の上に書くことになります。気をつける点は、

読者が一目で何の論文がわかるようにすること!

短い文でも詳細に書かなくてはなりません。なので、以下のことに注意してタイトルを書きます。

  • メインのキーワード
  • 何(誰)を研究したのか
  • どこを研究したのか
実際の 論文

といってもちょっと難しいので、上の論文のタイトルを例に見ると、以下のことがまとめて書いてあります。

  • メインキーワード:ジョブクラフティング
  • 何(誰)を研究したのか:2〜3年目の若手社員
  • どこを研究したのか:日本の組織環境

これら3つを書けば、何について書かれた論文なのか一目でわかりますね。

Acknowledgement (謝辞)

英語 論文 でも謝辞を

2つ目が「謝辞」と呼ばれるものです。

研究に携わった人たちに感謝の気持ちを告げる項目ですね。これは別に書かなくても問題ないのですが、最終的に審査をするのは、3人の審査官と

あなたをサポートしてくれた教授

になります。

なので感謝しといた方が高評価がもらえるかもしれませんね。笑

書く量はそんな多くなくて大丈夫です。下の例にあるくらいで十分かと思います。

(3,4行くらい)

謝辞の 書き方を実際の 例 で

Abstract (要約)

3つ目が「要約」ですね。

この研究論文の内容を簡単にまとめた文です。文字数は250 ~ 300 words くらいで十分です。

書く内容としては、

  1. 背景
  2. その背景から何を明らかにする必要があるのか(何を研究するか)
  3. 研究方法
  4. 研究結果
  5. 研究結果の考察
  6. 将来行う研究へ送る提案

を軽くまとめて書けば要約になります。こんな感じになりますね。

(見やすいように色分けしました)

abstract を実際の 例 で

これは論文を書き終わった後じゃないと書けないので、論文書き始めの段階ではひとまずスルーします。

Table of contents (目次)

目次

4つ目が「目次」ですね。

どのページに何が書かれているのか読者にわかるように書きます。

まあここら辺は下の例のように書いてもらえばいいし、序盤の方で構成を紹介したので次に移ります!

目次の 例
目次の一部です!

Chapter 1: Introduction (序章)

イントロダクション

書き始めの4つの後に書くのが「Introduction」ですね。

ここでは、大体1,000 ~ 1,200 words くらいかけて以下の3つを書いていきます。

  1. Background (700 ~ 800 words)
  2. Research Aim and Objectives (約 200 words )
  3. The Structure of the Dissertation (約 200 words)

以下に解説していきます。

Background (背景)

バックグラウンド

1つ目が「Background」です。

バックグランドでは、全体的な背景を書いていくことになります。

つまり、

あなたがなぜこのResearch Questions (問題定義)にしたのか

そのクエスチョンに至った理由を書いていきます。例えば私の論文だと、

「ジョブクラフティングは日本の会社の組織環境にも合うのか?

がリサーチクエスチョンなので、こんな流れになります。

  1. まずジョブジョブクラフティングが何かを説明
  2. ジョブクラフティングが効果的な手法だと色んな研究論文で明らかになってることを書く
  3. けど日本のような組織環境には合うかどうか明らかにした論文がない!
  4. じゃジョブクラフティングって必ずしも効果的な手法かどうかわからないじゃん!
  5. じゃ私がそれを研究する!

大雑把ですが、

大体こんな感じのことを書いていきます。

3の部分で、あることを対象にした論文が少ないとか、ある論文の研究法には欠点があるなど

批判的に

書いてこの論文を書く必要性を書いていきます。

バックグラウンドの部分は、Literature Review の要約に近いことを書くのでChapter 2 の文献レビューが終わった後に書いた方がやりやすいです。

私は1番最後に書きましたね。

Research Aim and Objectives (研究目標)

2つ目が「研究目標」です

“Aim” と “Objectives” の明確な違いが無いので説明が難しいですが、

Aim が最終的な目標

で、

Objectives がAimを達成するための目標

のようなイメージです。Objectives は、Aim を達成するために絶対に明らかにしなくてはならないこと3つくらい設定します。

なので、私の論文のケースだと、

Aim:

  • identify if job crafting is a beneficial approach in Japanese organisational contexts. (ジョブクラフティングが日本の組織環境に置いて効果的なアプローチか明らかにする)

そして、このAimを明らかにするために必要な「知るべきこと」をObjectives に設定します。

Objectives:

  • clarify major obstacles to job crafting of low-rank employees and why (若手社員が行うジョブクラフティングの障壁は何か)
  • reveal how the employees find opportunities for job crafting (その社員はどのようにしてジョブクラフティングを行う機会を見つけているか)
  • identify how job crafting behaviour of the employees is facilitated (若手社員のジョブクラフティングはどのように促されているか)

以上の3つが明らかになれば、Aimもはっきりしてきそうです。また、なぜこのAimとObjectives なのか理由も加えて書くことになります。

以下のように5行か6行くらい書けば問題ありません。

英語 論文 の 例

最初に理由を説明して、次にAim と Objectives を書いていきます。

The Structure of the Dissertation (論文の構成)

論文 の 構成

3つ目が「論文の構成」です。

これはただこのChapterにはこんなことが書いてありますよーってのを軽く書いて終わります。なので、

Chapter 1 〜 Chapter 6 までを全て紹介します。

あまり難しく考えないで、各章の説明を書いちゃってください。書くとこんな感じになります。

全体の一部!

Chapter 2: Literature Review (文献レビュー)

文献レビュー

Introduction の次は 「Literature review 」になります。

ここでは、

先行研究ですでに明らかになってることやまだ解明されてないこと

を述べます。

また、先行研究でダメな部分を批判もします。

(例えばアンケート調査はこの研究に不適切とか)

これを大体3,000 wordsで書きます。一見書く量が多いですが書き始めるとそんなことはありません。

基本的には以下のことを書きます。

  1. 論文のテーマに関連したことを書く
  2. Research Questions

1つずつ解説していきます!

トピックに関連したことを書く

1つ目が「トピックに関連したことを書く」です。

トピックに関連したことを書くというのは、

論文タイトルにあるキーワードに関係すること

をひたすら調べて書きます。

また、設定したAim と Objectives を達成するのに必要な知識を整理するためでもあります。私の場合は、

Aim:

  • identify if job crafting is a beneficial approach in Japanese organisational contexts. (ジョブクラフティング日本の組織環境に置いて効果的なアプローチか明らかにする)

Objectives :

  • clarify major obstacles to job crafting of low-rank employees and why (若手社員が行うジョブクラフティングの障壁は何か)
  • reveal how the employees find opportunities for job crafting (その社員はどのようにしてジョブクラフティングを行う機会を見つけているか
  • identify how job crafting behaviour of the employees is facilitated (若手社員のジョブクラフティングはどのように促されているか

なので、Literature Review に盛り込む内容は

  • Job crafting について(障壁や効果的なアプローチである理由など)
  • 組織的ヒエラルキー(特に下層部分)の役割(若手社員に焦点を当てるため)
  • 組織内にある行動が容易にされる要因(ジョブクラフティングがどのように促されているか知るため)
  • 日本の組織環境について(日本の会社に焦点を当てるため)

になります。

大体これらをまとめておけば、Aim と Objectives を達成するために必要な予備知識が整理されるでしょう。ですが、これらをまとめるにかなりの量の論文を読み込まなくてはなりません。

しかも読んだもの全てに欲しい情報が載ってるわけでありませんからね。

もし無料の英語論文検索サイトをお探しの方はこちらの記事をご覧ください。適切な論文を効率よく見つける方法もまとめてあるのでぜひ見てみてくださいね。

検索 サイト を表している。

【英語の論文検索サイト】留学生がオススメする3つ!

さて、ここまで書けば「AIm と Objectives を達成するために一体何を元に研究すればいいのか」鮮明になるかと思います。

つまり、

問題定義を設定することが可能になります。

それが次の Research Questions になります。

Research Questions (リサーチクエスチョン)

2つ目が「リサーチクエスチョン」です。

これは、

研究を進める上で最も重要です。

これが無いと、「この論文は一体何を明らかにしたいの?」となります。

リサーチクエスチョンは、先行研究レビューを受けて未だ解明されていないことや、Aim と Objectives を達成するために明らかにしたいこと問題定義とします。

そのこともあってResearch questions は、Literature review の後に書くことになります。

下記の例にあるように、リサーチクエスチョンはAimやObjectives の内容に似たような内容になります。

まあAim とObjectives を達成することで、リサーチクエスチョンの解答が得られるので当たり前ですよね。リサーチクエスチョンは、1つ〜3つで設定します。

実際の 例

最後に

いかかでしたでしょうか。論文序盤の構成や書き方がお分かりいただけたかと思います。

論文は数十ページにも及ぶ量を書くので大変になるかと思いますが、しっかり準備して構成の骨組みさえ作っちゃえば、あとは埋めるだけなのであまり難しくありませんよ!

それと書く量も多く文章チェックも大変になると思うので、以下に私が利用していた英語添削サイトを貼っておきます。有効活用して誤字脱字の無い完璧な論文に仕上げて高得点を狙ってくださいね!

【合わせて利用したい英語添削サイト】
オンライン英語添削[アイディー]

今回の記事の続きは以下の記事にまとめたのでこちらからどーぞ!

【英語卒業論文の書き方②】〜Methodology編〜例と解説

英語論文書く際に意識したいポイントは以下の記事に。

英語の卒業論文やレポートで高得点を取るには【超基本】

英語の卒業論文で高得点取る方法【Distinction取れます】

それでは!

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