こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。
・ファウンデーションコースって?
・イギリスならどこのファウンデーションコースがおすすめ?
上記のような疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- ファウンデーションコースについてわかる
- イギリスのファウンデーションコースを比較できる
- おすすめのファウンデーションコースと申込み方法がわかる
イギリスの大学進学を検討する高校生や親御さんはぜひご参考ください。
筆者紹介
イギリスのリーズ大学へ留学後、イギリス大学や大学院留学に関する情報をまとめた「舞原ブログ」を運営しています。
目次
ファウンデーションコースとは
- ファウンデーションコースとは
- 大学の授業にしっかりついていけるよう一般教養を身につけるプログラム
教育制度の違いから、イギリスの大学へ入学するにはファウンデーションコースの受講が必須です。
なぜなら4年制の日本の大学と違い、イギリスやの大学は3年制のため。
日本の大学は1年目で一般教養を学び、残りの3年間は専門科目を学びますよね。
しかしイギリスの大学では入学前に一般教養課程を終える教育制度のため、入学した1年目から専門科目を学びます。
そのため日本の学生にとって、1年間の一般教養課程をどこかで埋め合わせない限り、イギリスの大学へ入学できる資格がありません。
そんな国によって教育制度が違っても、等しく教育を受けられるようにできたのがファウンデーションコースという訳です。
参考:【留学コラム】イギリスの教育制度のここが良い!メリットとは?
イギリスのファウンデーションコース比較
イギリスの大学入学に必要なファウンデーションコースを提供する教育機関は様々です。
そのため以下のカテゴリーに分けて比較しますね。
- ファウンデーションコース提供機関
- イギリスの大学
- 進学準備校
- NCUK(英国大学連盟)←最もおすすめ
以下の比較観点で解説します。
- ファウンデーションコース比較観点
- 受講場所
- 提供している学部
- 受講期間
- 学費(£1=180円で計算)
- 出願要件(英語力や高校の成績)
- 進学先に選べる大学
イギリスの大学
志望する大学が決まっているのであれば、その大学が提供するファウンデーションコースを受けるのが一般的でしょう。
なぜなら、ファウンデーションコースに出願し合格を得ていれば、その大学への出願やIELTSスコア提出が免除になる等メリットがあるためです。
ファウンデーションコース受講のための出願と大学入学するための出願の2回あるのが一般的
また、志望大学が複数あっても、その大学で受けたファウンデーションコースの修了証書を他の大学出願にも活用できますよ。
全ての大学を解説しきれないので、いくつかのイギリス大学を例に挙げて解説します。
- イギリスの大学例
- リーズ大学
- UCL
- サセックス大学
リーズ大学
- リーズ大学(University of Leeds)
- 受講場所
- リーズ大学
- 提供している学部
- Arts, Humanities and Cultures, Biological Sciences, Social Sciences, Engineering and Physical Sciences, Environment, Business, Medicine and Health.
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 三学期分
- 学費
- £23,000〜23,500(約414〜423万円)
- 出願要件
- 英語力:IELTS 5.5〜
- 高校の成績:平均点が3/5以上、大学で専攻予定の教科に関連する科目は4/5以上
- 進学先に選べる大学
- リーズ大学やその他の大学
- 受講場所
参考:International Foundation Year
(リーズ大学について知る↓)
UCL
- UCL(University College London)
- 受講場所
- UCL
- 提供している学部
- Sciences, Engineering, Maths, Business, Arts, Humanities, Social Sciences, Architecture
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 三学期分
- 学費
- £25,500(約459万円)
- 出願要件
- 英語力:IELTS 6.0〜
- 高校の成績:平均点が3/5以上、大学で専攻予定の教科に関連する科目は4/5以上
- 進学先に選べる大学
- UCLやその他の大学
- 受講場所
参考:UCL’s International Foundation Year
(UCLについて知る↓)
サセックス大学
- サセックス大学(University of Sussex)
- 受講場所
- サセックス大学
- 提供している学部
- Business, Media, Social Sciences, Engineering, Sciences
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 二学期分
- 学費
- £18,650〜19,400(約336〜349万円)
- 出願要件(英語力や高校の成績)
- 英語力:IELTS 5.0〜
- 高校の成績:平均点が3.5/5以上
- 進学先に選べる大学
- サセックス大学やその他の大学
- 受講場所
参考:International Foundation Year entry requirements
(サセックス大学について知る↓)
進学準備校
全てのイギリス大学が大学附属のファウンデーションコースを提供している訳ではありません。
大学がファウンデーションコースを持っていない場合、進学準備校のファウンデーションコースを受けると良いでしょう。
- ファウンデーションコースを提供する進学準備校例
- MPW
- Kaplan International Pathways
- INTO
MPW
- MPW University Foundation
- 受講場所
- London (South Kensington Campus)
- 提供している学部
- Business, Engineering
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 保有IELTSスコアが5.5:二学期分
- 保有IELTSスコアが5.0:三学期分
- 学費
- 二学期分:£20,500(約369万円)
- 三学期分:£29,300(約527万円)
- 出願要件
- 英語力:IELTS 5.0〜
- 高校の成績:good grade(出願予定の大学により変動)
- 進学先に選べる大学
- 制限なし
- 進学先一例(以下は実績)
- Aston University, Bournemouth University, City University London, Coventry University, Nottingham Trent University, Queen Mary, University of London, Royal Holloway, University of Birmingham, University of Liverpool, University of Newcastle, University of Surrey, University of Sussex, University of Westminster, University of York
- 受講場所
MPWは第一志望大学の合格率が90%以上、ラッセルグループ大学の合格率は60%以上を誇りますよ。
Kaplan International Pathways
- University Foundation Courses
- 受講場所
- 提携大学のキャンパス
- 提供している学部
- Art and Design, Building and Architecture, Business, Computing, Education,Engineering, Environment and Agriculture, Law, Finance, Tourism and Hospitality Management, Media and Communications, Mathematics, Music and Performing, Science and Health Social Science and Humanities.
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 保有IELTSスコアが5.5:二学期分〜三学期分
- 保有IELTSスコアが5.0:二学期分〜三学期分
- 保有IELTSスコアが4.5:三学期分
- 保有IELTSスコアが4.0:三学期分〜四学期分
- 費用(出願する大学により変動、以下は例)
- 二学期分:£21,880(約394万円)
- 三学期分:£24,540(約442万円)
- 四学期分:£31,320(約564万円)
- 出願要件
- 英語力:IELTS 4.0〜5.5
- 高校の成績:平均の評定が2〜(出願する大学により変動)
- 進学先に選べる大学(提携大学)
- Bournemouth University, City University of London, Cranfield University, Nottingham Trent University, Queen Mary University of London, University of Birmingham, University of Brighton, University of Bristol, University of Essex, University of Glasgow, University of Liverpool, University of Nottingham, University of Westminster, University of York, UWE Bristol
- 受講場所
Kaplanが提携している大学のファウンデーションコースを受講します。
そのため出願する大学により学部や学費、出願要件が変わるので、正確な情報は以下ページから志望する大学で見ると良いでしょう。
参考:University Foundation Courses
ファウンデーションコースで志望大学が定める成績を取得すれば進学が保証されますよ。
- なぜ進学保証の制度があるの?
- 志望の学士コースへ進学するにはファウンデーションコースでその学士コースが定める点数を取る必要があり、点数が不足していると進学ができません。そのため、仮にファウンデーションコースで志望の学士コース進学に必要な成績が取れなくても、別の大学へは進学できるようにできたのが進学保証サービスです。
- 参考:ファウンデーションコースは落ちる?【この方法なら合格】
また上記以外にも、志望する大学をまだ決めてない人向けのファウンデーションコースもありますが、掲載情報が少なくここでは割愛します。
(学費等の詳細は載ってないいですが該当のページ↓)
参考:Multi-Progression Pathway courses
INTO
- INTO International Foundation
- 受講場所
- London
- 提供している学部
- Art and Design, Business Management, Law, Science and Engineering, Social Sciences, Media.
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 保有IELTSスコアが4.5:三学期分
- 保有IELTSスコアが4.0:四学期分
- 学費(出願する大学により変動)
- 記載無し
- 出願要件
- 英語力:IELTS 4.0〜
- 高校の成績:good grade(出願する大学により変動)
- 進学先に選べる大学
- ほぼ制限なし
- 受講場所
参考:Your programmes at INTO London World Education Centre
こちらは提携大学に限らず、100校以上あるイギリス大学の内いずれかの大学へ進学が保証されるファウンデーションコースです。
またINTOは以下の大学とも提携を組んでいるため、現地大学でファウンデーションコースも受けれますよ。
- INTO提携大学
- University of Manchester
- Manchester Metropolitan University
- Newcastle University
- Queen’s University Belfast
- University of East Anglia
- University of Exeter
- University of Stirling
(上記の提携大学の出願要件は大学によって変動します)
参考:Universities in the UK for international students
NCUK(英国大学連盟)←最もおすすめ
NCUKとは、イギリスの著名な大学で構成される英国大学連盟です。
NCUKが提供するファウンデーションコースが最もおすすめでしょう。
- NCUKのファウンデーションコース
- 受講場所
- 日本
- 提供している学部
- 大学で専攻予定の分野により異なる
- 受講期間(一学期=約3ヶ月)
- 保有IELTSスコアが5.5:二学期分
- 保有IELTSスコアが4.5:三学期分
- 学費(入学金や教材費等諸々含む)
- 二学期分:178万円
- 三学期分:205万5千円
- 出願要件
- 英語力:IELTS 4.5〜
- 高校の成績:最低要件の記載無し
- 進学先に選べる大学
- ラッセルグループを含むNCUK加盟大学
- 受講場所
- NCUKファウンデーションコースの強み
- NCUK加盟大学の進学保証が付く
- IELTSスコア提出が免除
- 1年早くイギリス大学を卒業できる
- 日本から留学準備ができる
- 他のファウンデーションコースより安い
- 最高品質の教育
参考:NCUKファウンデーションコース【イギリス大学進学向け】
①の進学保証は同様の特徴を持つ他のファウンデーションコースがいくつかあり、独自の強みではないかもしれません。
しかし③④⑤に関しては、NCUKのファウンデーションコースが持つ独自の強みですね。
例えば⑤に関して、教育の質は高いまま費用が安い特徴があります。
- ファウンデーションコース費用(£1=180円)
- イギリス大学:
- 平均£22,138(約398万円)
- 進学準備校:
- 平均£23,559(約425万円)
- NCUK:
- 178万円
- イギリス大学:
参考:イギリスのファウンデーションコース費用【¥178万〜です】
NCUKのファウンデーションコースだけ、費用が200万円切っていますよね。
しかも日本から受講できるので、滞在費や食費も含めると最低でも100万円以上は削減可能でしょう。
- イギリス大学のファウンデーションコース(9ヶ月)
- 滞在費:£5,580(約100万円)
- 食費:£3,000(約54万円)
- 合計:154万円
- NCUKのファウンデーションコース(5ヶ月)
- 滞在費:0円(実家暮らしを想定)
- 食費:25万円
- 合計:25万円
参考:イギリス大学院費用は479万円【学費はこれでも安いです】
費用の観点だけでもこれだけの大きなメリットがあるためNCUKのファウンデーションコースはおすすめです。
その他の強みなどの詳細は割愛しますが詳細は以下をご覧ください。
(↑本記事限定の割引特典あり)
イギリスのファウンデーションコースの選び方
上記をまとめると、各機関のファウンデーションコースは以下の人に適しているでしょう。
- イギリス大学のファウンデーションコース
- 志望大学がすでに決まっている人
- ある程度のIELTSスコアを取得している人
- 大学が定めるファウンデーションコースの出願要件を満たしている人
- イギリス現地で受講したい人
- 進学準備校のファウンデーションコース
- ファウンデーションコースを提供していない大学に出願したい人
- 志望大学がまだ決まっていない人
- 大学の出願要件に満たせるか不安な人(つまりは合格保証を付けたい人)
- イギリス現地で受講したい人
- NCUKのファウンデーションコース
- 留学費用を大幅に節約したい人
- 志望大学が決まっていない人、もしくはNCUKに加盟している大学を志望している人
- 大学の出願要件に満たせるか不安な人(つまりは合格保証を付けたい人)
- 志望大学から合格をもらってから渡英したい人
どれもカリキュラム内容に大きな差はないので、費用が安いNCUKはおすすめですよ。
イギリスのファウンデーションコースの申込み方法
イギリスの大学や進学準備校、NCUKのファウンデーションコースはどれもbeoという留学エージェントから申込みができます。
また、日本から受講できるNCUKはbeoでしか取り扱っていません。
- 数字で見るbeo(ビーイーオー)
- 設立年:2000年
- 留学支援数:13,000人以上のサポート実績
- 年間出願実績:4,000件以上(2019年)
- 提携海外大学数:約300校
- 合格率:9割以上(TOP大学含めて)
- イギリス大学/大学院は合格率99%
今までに1万人以上の支援実績がある他、イギリス大学や大学院の合格率が99%の合格実績を持っています。
私もbeoを利用しましたが、リーズ大学など3校から合格を得られました。
そのため、イギリス大学留学を検討中の高校生や親御さんの方はbeoに相談してみてくださいね。
(↑上記記事限定の割引特典あり)
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
ファウンデーションコースについて解説しました。以下は要約です。
- イギリス大学のファウンデーションコース
- 志望大学がすでに決まっている人
- ある程度のIELTSスコアを取得している人
- 大学が定めるファウンデーションコースの出願要件を満たしている人
- イギリス現地で受講したい人
- 進学準備校のファウンデーションコース
- ファウンデーションコースを提供していない大学に出願したい人
- 志望大学がまだ決まっていない人
- 高校の成績など大学の出願要件に満たせるか不安な人(つまりは合格保証を付けたい人)
- イギリス現地で受講したい人
- NCUKのファウンデーションコース
- 留学費用を大幅に節約したい人
- 志望大学が決まっていない人、もしくはNCUKに加盟している大学を志望している人
- 高校の成績など大学の出願要件に満たせるか不安な人(つまりは合格保証を付けたい人)
- 志望大学から合格をもらってから渡英したい人
- NCUKファウンデーションコース詳細:
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それでは!