こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。
英語の論文がどのサイトから読める?
- 本記事の内容
- 英語の論文が読めるサイトがわかる
- 英語の論文を検索する時のポイントもわかる
私はイギリスにあるリーズ大学院へ留学時、本記事で紹介するサイトを使って海外の論文を検索していました。
(リーズ大学院を知る↓)
この経験から無料で使える英語の論文検索サイトをわかりやすく解説するので、英語の論文を読みたい方はぜひ参考にしてください。
目次
英語の論文が読めるサイト3つ
無料で使える海外の論文検索サイトは以下3つです。
- 英語の論文が読めるサイト
Google Scholar
Google Scholarは、学術論文や出版物を検索するサイトです。
王道の海外論文検索サイトでしょう。
使い方は至ってシンプル。
Google Scholar に入ると以下の画面が出ます。
自分が興味がある内容の「キーワード」を検索にかけます。
すると上図のような検索結果が出ます。
論文のタイトル名をクリックしてもいいですが、右にある[PDF]と書いてある方がすぐに論文にたどり着けるでしょう。
論文タイトルをクリックすると、たまに購入画面や別サイトでログインしないと見れない時があるので、PDFのリンクから飛んだ方が確実ですよ。
もし、右側に[PDF]と書いてない場合は、閲覧できない可能性があります。
その時は論文タイトルのリンクをクリックし、閲覧可能がどうか確認してみましょう。
SSRN
SSRNは、世界中のありとあらゆる分野の研究論文が揃った書庫です。
マイナーですが、質のいい論文が揃っている知る人ぞ知る英語論文検索サイトでしょう。
利用方法はGoogle Scholarと同じで簡単ですよ。
SSRNのページに入ると下図のような画面が出ます。
右上に”Create account” とありますが、作成しなくても論文はダウンロードできます。
しかし、実際に自分が研究者で論文を公開したい場合は、アカウントを持つ必要がありますよ。
海外の論文を見るだけならアカウント作成は必要ありません。
検索ボックスに、論文タイトルやキーワード、著者名などを入力すると検索結果が出ますよ。
試しに “Management” と入力してみると、
という風に検索結果が出てきます。
そこから自分が見たい論文をクリックしましょう。
試しに1番上にある “A Quantitative Approach to Tactical Asset Allocation” をクリックしてみます。
すると上手の画面になるので、左上にある “Download This Paper” をクリックすれば閲覧ができますよ。
Google Scholarは論文以外の出版物(本とか)出てくるのに対し、SSRNは論文のみが掲載されています。
そのため、SSRNの方が英語の論文を探しやすいかもしれません。
ResearchGate
ResearchGate は研究者や科学者がサイト上で論文をシェアしたり、質問したりなど交流できるサイトです。
そのため、最新の海外の論文が瞬時に手に入れられるでしょう。
こちらはアカウント作成が必要です。
しかし、登録する価値はありますよ。
上記のURLに飛ぶと以下の画面が出ます。
真ん中の “Join for Free” ボタンをクリックします。
1番上の “Academic or Student”をクリック(学生の場合)。
上から下記情報を入力
- 名前
- 苗字
- 大学のメールアドレス
- パスワード
これで自分のアカウントは完成。これでログインします。
ログインすると上図のような画面になるので、1番上の真ん中検索ボックスから検索をかけます。
キーワードを検索したら、“Publications” をクリックしましょう。
すると公開中の論文が表示されます。
論文を読むには、左下の“Download”を入力すれば閲覧できますよ。
しかし、時々、“Request full-text” の表示がある場合があります。
この場合は、その論文の作者にメールで「これ見せてください」と送りましょう。
メールの文はテンプレで自動的に作成されるので、そのままメールを送信すれば後日論文が送られてきます。
この3つの論文検索サイトを駆使すれば、見たかった海外の論文を閲覧できるでしょう。
しかし、興味のある分野の論文を検索しても、実際にどの論文を読むべきかわからない時もありますよね。
その時は以下のことに注意して論文を探してみてください。
質の高い英語の論文を見分ける方法
論文を検索し、一先ず1番上にヒットしたのを読むのもいいでしょう。
しかし、時間をかけて読むなら、権威のある研究者や学者が書いた論文や信憑性が高く世界的に賞賛されている論文を読みたいですよね。
そういった論文を見分けるためには以下の点を確認してください。
- 質の高い論文を見分ける方法
- Citationの数を見る
Citationの数を見分けること
Citation とは「引用」という意味です。
Citationの数を見ることで、その論文がどれだけ他の論文に参考文献として使われたのかがわかります。
この数が多ければ多いほど、世界的に認められており、参考文献として扱うのに適切な論文だと判断できるでしょう。
例えば、Google Scholarを見ると、
「Cited by 3022」とありますね。
これは、世界中に存在する3022もの論文がこの論文を参考文献として使ったことになります。
あまり人気のない論文だと100にも満たないケースがありますが、こういった何千単位で引用されている論文は、確かな内容が書かれている論文と言っていいでしょう。
しかし、Citation数が多くても出版年がかなり古い(例えば90年代とか)と最新の情報とは言い切れません。
そのため、できるだけ出版年が新しい論文のCitation数を見てみてくださいね。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
英語の論文が読めるサイトを解説しました。以下は要約です。
- 英語の論文が読めるサイト
- 質の高い論文を見分ける方法
- Citationの数を見る
英語の論文を読まれる方は以下の記事も役に立ちます。
ではまた!