こんにちは!舞原(@MaibaraOfficial)です。2018-19でイギリスにあるリーズ大学大学院に留学していました。
今回はその経験を踏まえて、大学院へ留学を検討中の人からもうすでに留学中の方まで、
大学院留学に関する「よくある質問の回答」をまとめました。
大学院留学についてわからないことや疑問点が解消できると思うので参考にしてみてください。
以下4つのグループに分けて回答しますよ!
- 大学院留学準備編
- 大学院留学生活編
- 大学院留学中の就活編
- 大学院留学後編
目次から気になる質問をクリックするとそのQAに飛べます。
疑問解消と同時に、イギリス大学院留学とはどんな感じなのかの「全体像」もつかめるようにしたので、ご覧あれ!
P.S.
MaiPediaは私の名字である舞原の“Mai”とWikipediaの“pedia”を組み合わせた造語です。大学院留学の情報をまとめたナレッジベースを表しています。
(ネーミングセンスの是非は受けません)
目次
大学院留学準備編

まず1つ目が「出願準備編」ですね。
以下の質問に答えていきます。
どうやって出願したの?
留学エージェントのサポートを受けながら出願しました。
出願自体はシンプルで、
- 志望動機書
- 公式英語テストのスコア(IELTS)
- 推薦状(2枚)
- CV(履歴書のことで学科によって必要ない大学院も)
を準備し終えたら、あとは留学エージェントが代行で提出します。
自力で出願する場合も同じで、出願書類を揃えたら志望大学院のHPに飛んで書類をアップロードして終わりです。
詳しい内容は以下の記事にまとめてあるので合わせてご覧ください。
志望動機書はどう書けばいい?
以下の内容を含めて書きましょう。
- 志望する大学院とそのコースを学びたい理由
- そのコースの授業に自分のどんな能力・経験が貢献できるか
- 大学院修了後のキャリアプランとそのキャリアプランを達成するのに志望する大学院/コースで学んだことがどう貢献できるか
- 英語の授業でもしっかりついていける根拠(IELTSやTOEFLスコア以外で証明)
- 異国の地でも健康的に学生生活ができる根拠(海外でインターンや留学とか海外で生活できていた経験を書けると良い)
- その国で学ぶ必要がある理由
①②③は必ず含めて他は書けたら書きましょう。
以下の記事は実際の志望動機書を例に解説していますよ。
留学エージェントはどう選べば良い?
以下の観点で大学院留学エージェントを比較すると良いです。
- 情報提供をしっかりしているか
- カウンセラーが親身に対応してくれそうか
- サポートしてきた留学生数がわかるか
- 志望校がある国に強みを持っているか
また、費用については、無料かもしくは安いところで十分です。
詳細は以下をご覧ください。
いつから準備を始めればいい?
大まかなスケジュール感は以下の通りです。
- 8〜9月:大学院選定
- 9月〜11月:書類準備
- 11月〜12月:出願、合格通知
- 1月〜:ビザや寮、航空券、海外保険などの手続き
なので大体入学する時期の一年前には準備を始めておくと良いです。
詳しくは以下をご覧ください。
学校はどうやって決めた?
世界大学ランキングを参考に決めました。
Times Higher Education と QS World University Rankings をもとに、以下の基準も加えて決めました。
- ラッセルグループメンバー大学
- ビジネス系の学問が強い大学
- 国内の観光地や街、ロンドンへのアクセスにちょうど良い場所
自分の「これだけは譲れない!」て基準を設定して探すと良いかもしれませんね。
ランキングの指標は個人的には、Times Higher Education が好きなのでそっちメインでしたが、どっちでも大丈夫ですよ!
探すのめんどくさい!って方は個人的にオススメしたい大学院を以下にランク付けしたので参考にしてみてね。
英語力はどうやって上げた?
やってたのは主に以下の5つですね。
- 多読をする
- シャドーイングをする
- BBC Radioを聞き流し
- IELTSの参考書、過去問をひたすら解く
- 日本にいた外国人の友達と遊んだりオンライン英会話でスピーキング
詳しくは以下の記事を!
IELTSスコアが足りない場合はどうしたら良い?
スコアが足りない場合は以下の2つの方法で対応可能です。
- Pre-sessional courseを受ける
- NCUK提供の大学院進学準備コースを受ける
詳細は以下の記事をご覧ください。
なんでイギリス?
理由は次の3つです。
- イギリスアクセントへの憧れ
- 教育の質がとても高い
- 1年で修士課程が取れる
イギリスには世界TOP100にランクインする大学が数多く存在し、どの大学も教育の質が総じて高いことが特徴です。
イギリス院について詳しく知りたい方はこちらもどーぞ!
なんで海外の大学院へ?
理由は就活のためです。海外の大学院を卒業することで、
- 英語力を磨くことができる
- 批判的思考や多様性などのビジネススキルを身に付けられる
ので、結果的に自分の市場価値を高められると思いました。
ビジネススキルなど、海外大学院で身に付けられる能力については以下の記事に詳しく書いてるので合わせてどうぞ!
オンラインで大学院留学すべき?
一概にオンラインで大学院留学が良いとは言えませんが以下のような特徴があります。
- 現地通学と比べ費用が安い
- 学費が3分の2くらいで済む
- 単位毎に授業料が支払える
- 柔軟なスケジュール調整が可能
- 9月,10月入学に縛られず単位の開始月に合わせて入学可能
- 授業も時間を調整しながら受講可能
- 留学期間が長い
- 2〜4年かかる
上記の特徴を鑑みて自分の状況に合っているならオンライン大学院留学でも良いかもしれませんね。
オンライン大学院留学のメリットやデメリットなど詳細は以下にまとめているのでこちらをご覧ください。
就職と海外大学院留学どっちにすべき?
就職することに迷いがあるなら、海外大学院へ留学すべきかと思います。
海外大学院に留学した後に就活をした方が、大卒で就活するよりもはるかに有利に進めることができますよ。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
GPAが低いけど大学院留学できる?
GPAは低くても大学院留学はできます。
ですが、難関大学院に留学したければ最低でもGPA3.0は必要です。
なのでGPAを上げとく必要はありますが、もうすでに大学卒業間近だと厳しいですよね。
けど心配する必要はあんまなくて、イギリスの大学院留学ならGPAが再算出されてある程度GPAを上げることができます。
詳細は以下をご覧くださいね。
イギリス大学院の合格難易度は?
難易度は低いです。
詳細は以下にまとめてます。
留学経験はあった方が良い?
留学経験は無くても進学すること自体は可能です。
ただ、大学院側は
- 異国の地でも健康的に生活できるか
- 英語の講義でもついていける実践的な英語力を持っているか
の視点で出願者を審査するので、留学経験があった方が合格しやすい傾向があります。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
費用はどのくらい?
イギリス大学院の留学費用は寮費や食費、学費含めて450万円くらいかかりました。
他の文系の学問だともう少し安いですが、ビジネス系の学問だと学費は約300万円くらいですね。人気な学問だと結構高いのでこれくらいします。
けど1年で大学院を卒業できるので、アメリカとかと比べると時間的にも費用的も断然安いですよ!
各国の留学費用を比較したい方は以下の記事をご覧ください。
イギリス大学院留学費用についての詳しい内容は以下にまとめてるので合わせてご覧ください。
奨学金は?
奨学金は借りれます。2種類の方法がありますよ!
- 政府や民間が募集する奨学金
- 留学先の大学(院)が募集する奨学金
返済義務がある奨学金がありますが、大体は返済義務が無い奨学金で競争率はとても高いです。
こちらのページに奨学金を募集する機関の一覧などが載っているので参考までに。
大学院留学生活編

2つ目が「留学生活編」ですね!以下の質問に答えていきます。
大学院生活は忙しいって本当?
一般的にはそうですね。
毎日課題が出される上、リーディングリストの文献も読み進めなくてはいけないし、予習復讐もしなくてはなりません。授業も1年で終わることから、毎日詰め詰めです。笑
けど忙しさも学科や学校毎に違うので、一概に忙しいとは言えません。
私の場合は課題はあったものの、課外活動や自分の趣味に没頭したり、友達と飲みに行ったりと比較的時間があったので、忙しいとは感じませんでした。
まあテスト期間以外の話ですがね。笑 テスト勉強は猫の手も借りたいほど時間がありませんでしたよ。
詳しいことは以下に書いたので合わせてご覧ください。
留学生活について詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ!
国籍の割合は?
国籍の割合は学科によりますが、留学生は多めです。
特にビジネス系の学部は中国人などが大半占めます。他はインド系や東南アジアの国の方ですね。現地の人やヨーロッパの人はあんまいないです。
詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
社会人の割合は?
社会人の割合は2割くらいでしょうか。
ほとんどが学部を卒業してそのまま院に進んだって方でしたね。
詳しくはこちらをご覧ください。
社会人から大学院留学のメリットデメリットは?
社会人で大学院留学するメリットデメリットは以下の通りです。
- 社会人の大学院留学メリット
- キャリアアップが見込める
- 学生の時間に戻れる
- 社費留学なら費用をかけずに
- 社会人の大学院留学デメリット
- 大学院留学準備の時間がない
- 大学院留学の費用が高い
- 生活費や滞在費分の貯蓄が必要
詳細は以下にまとめてます。
単位の評価はどのようにされる?
受けている授業によりますが、論述タイプや選択形式のテストやレポート、プレゼンなど様々な方法で授業の理解度をチェックされます。
詳細は以下の記事にまとめています。
単位を落としたらどうなる?
単位を落としたら最悪卒業が延期になります。
けど、もし単位を落としても救済措置として「Resit」というものがあり、£50を支払うことで再試験を受けることができます。
詳細は以下にまとめています。
イギリス大学院を卒業できない可能性はどれくらい?
基本的には普通に勉強して普通にテストを受ければ普通に単位を落とさないので、大体は卒業できます。
詳細は以下をどうぞ。
論文やレポートはどう書けばいい?
基本は以下を押さえることです。
- 配点基準を把握する
- 構成を整える
- 意見+根拠を基本スタイルで
- アカデミックフレーズを使用する
- 一文を長く書きすぎないように
詳細は以下をご覧ください。
(高得点取る裏技も書いてますよ!)
英語の論文を効率良く読む方法はある?
大学院留学は膨大な量の研究論文を読んで課題をすることになるので、効率良く読みたいですよね。
なので以下の順番で研究論文を読みましょう。
- Abstract
- Introduction
- Conclusion
- Result/Findings
- Discussion
- MethodologyとLimitations
詳細は以下をご覧ください。
アルバイトはできる?
できます!
院留学の学生ビザはtier4になるので週に20時間までなら働くことができます。
私の友達はレストランでバイトしてましたよ!
大学院留学が本当に辛いです。どうしたら良いですか?
大学院留学、現地の人の英語についていけなかったり、課題が多すぎたりで本当に辛いですよね。
できることとして、以下のようなことを試してみるのはどうでしょうか。
- タイムマネジメントを徹底する
- 仮説思考を意識して課題を片付ける
- スピーキングを重点的に英語の勉強する
- Japanese Societyに足を運んでみる
- 自分に合ったストレス発散方法を知る
詳しくは以下の記事にまとめたので、こちらをご覧ください。
大学院留学中の就活編

3つ目が「就活編」ですね。以下の4つに答えていきます。
就活はどうしてた?
ロンドンキャリアフォーラムメインで就活してました。他にも海外生専用のルートで選考を受けたり、就活情報サイトを活用してましたよ。
就活中は学業との両立もあるので、
とっっっっっっっても忙しくなります!
けどなんだかんだなんとかなりました。笑
就活については以下の記事も役に立つと思うので、良かったらご覧ください。
キャリアフォーラムへの参加はした?
ロンドンのみですがしました。
同じ大学院の友達には、ボスキャリや東キャリにも参加している方もいました。なので時間調整をしっかりすれば、複数のキャリアフォーラムへ参加することも可能ですね。
キャリアフォーラムで就活する方は以下の記事も合わせてご覧ください。
海外から日本の選考は受けれる?
受けれます。
スカイプや他ツールを使ってWeb面接で対応してくれます。けど最終面接は大体日本でやることになるでしょう。
日本戻るのかーって感じだけど、中には航空券代を出してくれる企業もあるので、まずは選考を受けてみると良いですよ!
海外の会社に勤めることは可能?
可能です。
友人にイギリスの企業で働くことになった人がいます。日本にマーケティングする部門に受かったみたいですよ。
他にも友達の友達が外国の企業に働くことになったーといったことを聞くので可能性があると言えそうです。
それに2020年からイギリスの学校を卒業した人には2年間の就労ビザが下ります。大学院も同様なことが言えるので、海外でのキャリアを築きたいならイギリス院選択肢はベストかも!
参考URL;UK work visas for foreign graduates to be extended to two years
こちらでもまとめてます。
留学生は就活に有利?
留学生は就活に有利です。
英語力や多様性が身に付くので一般的な学生と比べて優位に立っていますし、留学生専用の選考ルートが使えるので就活を有利に進められます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
学歴ロンダリングの印象ってどう?
受ける企業によりますが、総じて悪い印象ではないと思いました。
大体の企業が最終学歴を評価してくれるので、就活もやりやすかったです。
けどコンサルなどの学歴が関わってくるような企業は苦戦しましたかね。
詳しくはこちらからご覧ください!
留学生が利用すべきサービスってある?
有償ですが、内定を確実に取りたいならSPARK CAREERの利用をお勧めします。
詳細は以下にまとめてます。
大学院留学後編

4つ目が「留学後編」ですね。以下の質問に答えていきます。
留学後はどのような進路を歩んでいる?
人によりますが、多くは就職していますね。
けど海外院の留学生だからといって、内定がもらえず就活に苦労した方は多数いました。
他には親の会社を継ぐ人とか、博士課程に進む人とか多種多様でいろんな選択肢がありますね。
詳しくは以下の記事でまとめてるので、読んでみてください!
海外大学院を卒業するとどのような企業に就職できる?
外資系企業やグローバルに展開する日系企業など、英語を駆使する企業に就職された院留学生が多くいました。
例を挙げると、外資系コンサルファームのAccentureとか政府系の海外支援事業をするJICAとか、その業界の人気企業に就職できた人がいましたね。
けど、人気な企業は海外院に留学していようとも、内定を得るのはけっこー難しんだなと感じました。
詳しくは以下をご覧ください!
最後に
ご覧いただきありがとうございました。
よくある質問をまとめましたが、疑問を解消することができましたでしょうか。もし個別で質問したいことがございましたら、遠慮なくお問い合わせくださいね!
それでは!